◼️今回は、AIの話題なので、
以下の文章を読まなくても、聞くだけで要約がわかるように、
AIにまとめてもらった音声をアップしました。
(ちなみに、以下の原稿をアップロードして、ボタンひとつで作成されたのがこの音声です!
少々誤りもありますが、すごいですよね。すごいを通り越して、こわい!笑)
もしできれば、音声と文章を比べてみてください。
AIの要約力にも驚くと思います。
↓↓↓ 音声のもととなっている本文が、ここからです ↓↓↓
■いま、自律的に考え行動することが
びっくりするくらい簡単になりました。
あとは、自律的に考え行動しようと思う組織か
そうでないか、だけの違いで、
生き残れる病院とそうでない病院に
恐ろしいくらいに二極化してゆく…というわけです。
そのプロセスを具体的にご覧いただきましょう。
◼️例えば、
「最近、お米高いよね~」
「高いたかい、困るよね~」
と言う話題になったとしても、
これまでであれば、
「ところで、毎日、何百食もの給食を提供している
うちの病院は大丈夫なのかなぁ?」
「値上がりの影響はどうなのだろう?」
「どうだろうね~」
で、話は終わっていたでしょう。
しかし、今なら、生成AIに、
(わたしは、調査が得意なPerplexityを使っていますが)
「昨年10月と今年3月の米価は、どれくらいの価格になっているか」
と聞くと、
瞬時に
「相対取引価格の場合、
本格的な値上がり前の2024年9月は、60kgあたり、23,820円。
2025年5月は、60kgあたり、50,400円(換算値)」
と答えてくれます。
この概算を、すぐに示してくれるところが
これまでにない、
生成AIを使った場合の大きなメリットです。
この概算がわかるので、
さらに職員が、
「300床の病院における、
この米の値上がりの影響は金額にしてどれくらいか?」
と聞けば、
生成AIは、
「一人当たり1食、50gとする単純計算ですが」
と前置きしながらも
瞬時に
「2024年9月の米価なら1ヶ月あたり535,950円。
2025年2月の米価では、1ヶ月あたり1,134,000円。
したがって、
毎月598,050円のコストアップ」
と回答してくれます。
これが実際の米の取引価格や病院のコストの動きを
正確に算出しているかどうかはわかりません。
しかし、少なくとも、
「最近、お米高いよね~」
「高いたかい、困るよね~」
「ところで、毎日、何百食もの給食を提供している
うちの病院は大丈夫なのかなぁ?」
「さぁ…」
だけで話が終わることなく、
「どうやら、相当な負担増になっているみたい」
と言うことはその場でわかりますから、
「何かしなければ」
「自分でできることはないか?」
と考えることにつながるでしょう。
◼️また、
多くの職員の方々が、
3月に発表されていた病院経営状況の中の
「民間病院の69%が赤字」
というニュースを聞いた際に、
「なんだか大変そう」
と思うものの、
「でもどれくらい深刻なのかわからない」
「病院なのだから、建て替えのための内部留保がかなりあるはず」
という想像にとどまり、
なかなか緊迫した危機感には
つながらないことが多いのではないでしょうか。
そもそも、毎月あるいは毎年、
何千万円の黒字なのか、
あるいは、何十億円なのか、
桁も想像できなければ、
そこで話が終わってしまうことでしょう。
しかし、Perplexityに、
「我が国における標準的な300床の病院が
耐用年数が経過するまでに、
建て替え費用を積み立てるとすれば、
毎年いくらの積立が必要か?
銀行融資を受けないものとする」
と聞くと、
瞬時に、
「300床の一般病院の建設費は…
約67億円(2020年度実績、福祉医療機構)
耐用年数は…
30年(病院建物の法定耐用年数を参考)
銀行融資なし(全額自己資金で積み立て)
…とした場合」
と、標準的な数値を示してくれます。
このような複雑な数値も、
生成AIを使えば、
すぐに概算を示してくれるので、
俄然、
問題の大きさや輪郭が明確になります。
そして、
この概算の数値を根拠に、
生成AIはさらに計算して、
「年間の積立費用は67億円÷30年=2億2333万円
月間の積立費用は2億2333万円÷12ヶ月=1861万円」
と示してくれるのです。
しかも、
「建設費は今後も上昇傾向が続く可能性があり、
物価や建築資材の高騰も考慮すると、
さらに多めの積立が望ましい場合もあります」
と教えてくれます。
おおよその金額がわかれば、
その後の行動も変わってくるはずです。
◼️このように、
スマートフォン1つあれば、
その場で、瞬時に
概容を知ることができるのです。
もう、
「どうだろう」
「わからないね」
「またいつか」
と疑問を受け流すのが普通という時代ではないということです。
つまり、職員の方々が、
生成AIを日常的に使うようになれば、
わからないことが瞬時にわかり、
その場で対策を講じられ、
すぐに実行に移して
事態を変えてゆく
…ということが、
院内の各部署のあちこちで、
毎日のように行なわれるのです。
これをできる職員ばかりの病院になるか。
それとも、
「どうだろう」
「わからないね」
「またいつか」
と腰の重い職員ばかりの病院になるか。
この差は、5年後あるいは10年後には
とてつもない差になっていることでしょう。
これが冒頭で述べた
恐ろしいくらいの二極化です。