以下のコントロール・バーで、音声による要約(7分弱)を聞くことができます。
一部に誤読・誤字がありますが、的確に主旨を捉えていて、独自の視点から問題提起もしてくれています。生成AI恐るべし、ですね。
本文は、以下のとおりです。
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◾️AIの利用を当たり前にすることで、
職員の問題意識が上がり、
課題への処理速度が一気にスピードアップします。
これからは、
生き残れる病院とそうでない病院に
恐ろしいくらいに二極化してゆくでしょう。
◾️例えば、
「最近、お米高いよね」
「困るよね」
と言う話題になっても
「ところで、うちの病院は大丈夫なのかな?」
「どうだろうね」
で、話は終わっていたでしょう。
しかし、生成AIに、
「値上がり前と最近で、米価はどうなっているか?」
と聞くと、
瞬時に
「相対取引価格の場合、
本格的な値上がり前の2024年9月は、60kgあたり、23,820円。
2025年5月は、60kgあたり、50,400円(換算値)」
と答えてくれます。
あくまで概算ですが、
グッと解像度が上がるのが生成AIの大きなメリットです。
さらに、
「300床の病院で、どれくらいの金額の影響か?」
と聞けば、生成AIは、
「一人当たり1食、50gとする単純計算で」
と前置きして、即座に
「2024年9月の米価なら1ヶ月あたり535,950円。
2025年2月の米価では、1ヶ月あたり1,134,000円。
したがって、
毎月598,050円のコストアップ」
と回答してくれます。
精度はともかく、規模感がわかるだけでも、
充分、問題の大きさがわかるでしょう。
少なくとも、
「困るよね~」
「うちの病院は大丈夫かな」
で、話は終わらず、
「これは大変だ。自分たちでできることはないか?」
と考えることにつながるでしょう。
■また、3月の病院経営状況の
「民間病院の69%が赤字」
というニュースを聞いても、
深刻さがわかる職員は一部だったでしょう。
「建て替えのための内部留保があるはず」
と安易に安心していた職員もいたかもしれません。
しかし、生成AIに、
「我が国における標準的な300床の病院が
耐用年数が経過するまでに、
建て替え費用を積み立てるとすれば、いくらの積立が必要か?」
と聞くと、瞬時に、
「300床の一般病院の建設費は、
約67億円(2020年度実績、福祉医療機構)。
耐用年数は30年(病院建物の法定耐用年数を参考)。
銀行融資なし(全額自己資金で積み立て)とした場合」
と、標準的な数値を示してくれます。
さらに、
「毎月の積立費用は1861万円」
と算出します。
しかも、
「建設費は今後も上昇傾向が続く可能性があり、
物価や建築資材の高騰も考慮すると、
さらに多めの積立が望ましい場合もあります」
と教えてくれます。
もう、
「どうだろう」
で話が終わる時代ではないということです。
◾️また、
例えば職員アンケートの自由記載を、
内容別にまとめたり、分析して報告するのはひと苦労でしょう。
これも、AIに任せれば、
わずか5秒ほどで、
主にどんな回答が多かったか、全体の傾向、内容別の分類などを
明らかにしてくれます。
さらに
「回答に上がっていない潜在的な課題にはどんなものが考えられるか?」「その対処方法は?」
と聞けば、それも教えてくれます。
AIの本領は、
「もやもやしたものを、スッキリとまとめてくれる機能」
です。
視力が弱いためにクルマでゆっくり走っていたものが、
メガネで前方がはっきり見えるようになり
猛スピードで走れるようになったようなものです。
職員の問題意識が強化され、問題の処理速度が劇的に上がる、
それがAIです。
職員を最大限に活かそうと思うなら、
生成AIを日常的に使うようにしましょう。
そうすれば、
わからないことが瞬時にわかり、その場で対策を講じられ、
すぐに実行に移して事態を変えてゆく
…ということが、
院内の各部署のあちこちで、毎日のように行なわれるのです。
そんな、
思考も行動も可動域の広い病院になるか、
拘縮したままの病院でいるのか。
この差は、3年後、5年後、
とてつもない差になっていることでしょう。
これが冒頭で述べた恐ろしいくらいの二極化です。