組織体質の創り方(4) 職員同士が何でも話せる関係性を創る方法

組織体質の創り方(4) 職員同士が何でも話せる関係性を創る方法

■自律進化組織を創るには、

職員同士が何でも言える関係性が不可欠となります。

 

まず、職員同士が何でも言えることで、

さまざまな現場での、気づき、相談、提案、実践、結果についてのびのびと話せるので、

リーダーがその事例を経営者・上層部に具体的に伝えることができ、

経営者・上層部が、

「指示命令していないことが、現場でどれだけ生まれているか?」を

検証することが可能となるため、

あたかも業務の進捗を管理するのと同じように、

自律進化の進捗を維持・向上し続けることができるようになるからです。

 

また、そもそも、

職員同士が何でも話し合える前提があるからこそ、

「実は、気になっている」

「実は、変えてゆきたい」

「実は、もっと良くしたい」

という意見を気兼ねすることなく言えるので、

自律進化が初めて可能となるのです。

 

■しかし、

職員同士が何でも言える関係性を創るには、どうすればよいのでしょうか?

 

病院の人事担当者や管理職の方々で、スタッフを採用するときに、

「可愛がられる人材を採用するようにはしているけれど、

現場に馴染むかどうか、こればかりはどうしようもない。

どうか、現場にうまく溶け込んで欲しいと、祈るばかりだ」

という方も少なくありません。

 

職員同士の関係性は、

「仲良くしなさい」

といった指示・命令で変えられるものではなく、

本人たちで形成してもらうしかないからです。

 

■さて、自分が、

「この人には何でも話せる」

と感じるようになった経験を思い返すことが参考になるでしょう。

 

最初、

「この人はどんな人かわからない」

という段階では、

天気の話など当たり障りのない対話から始まります。

 

そして、

「ちょっと自分の意見を言ってみた」

ところ、

「あ、聞いてもらえた!」

という体験があると、

 

「もう少し勇気を出して、こだわりを話してみた」

そしてまた、

「あ、大丈夫だった!」

という体験があれば、

 

「思い切って、自分の本音をぶつけてみた」

それでも、

「あ、ちゃんと聞いてもらえた!」

という体験があることで、

 

ようやく、

「ああ、この人は何でも聞いてくれる。

だから、この人には、何でも話せる!」

と思える関係性が築かれてきたのではないでしょうか?

 

つまり、関係性づくりこそ、

指示命令ではなく、

相互のコミュニケーションの「承認体験」が必要だということができるでしょう。

 

■したがって、

教育研修ではなく、

日々、承認体験が得られるコミュニケーション・モデルが必要不可欠になるということです。

 

そのための、日々のコミュニケーション・モデルを、

「HIT-Bit」

として、患者サービス研究所はオススメしています。

 

HIT-Bitを実施すると、

毎日の承認体験の中で、

「どんなことでも話せる」

ようになるので、

どんどん現場での気づき・提案・実践・成果などが

システマチックに上がってきます。

 

経営者・上層部の方々には、

どんな、思いがけない問題提起や改善提案が上がって来るかを、

楽しみにしていただきたいと思います。

 

■HIT-Bitについては、1Dayセミナーを開催中です。

◆  9月29日(土)13:30〜16:30【東京】

◆  10月28日(日)13:30〜16:30【東京】

◆  11月16日(金)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

https://www.meducation.jp/seminar/?fw=患者サービス研究所

 

なお、以下の方は無料でご参加いただけます。

これまでに

・東京・大阪その他のHIT-Bitセミナーに参加したことがある

・2016年11月以降のSSKセミナーでHIT-Bitについて聞いた

・吉岡経営セミナーでHIT-Bitについて聞いた

・2017年8/6のメディカルコンソーシアムでHIT-Bitについて聞いた

……に該当(リピート)する方。

 

また、リピートの方が

上席者の方を伴って参加される場合は、

ご同席者の方も無料でご参加いただけます。

 

というのも、

本当に現場を自律進化組織へと変え、

結果を出していただきたいからです。