■部下や現場を見て、

「なぜ指導していることが浸透しないのか?」

「なぜ学ばせたことが身についていないのか?」

と、もどかしく感じることがあるでしょうか?

 

むしろ、経営者・管理職であれば、

そう感じないことの方が少ないかもしれません。

 

人は、つい、

「教えたのに」

と思ってしまいがちです。

 

しかし、実は、

「教えた」

という事実によって、

「身につくこと」

という結果が生まれるわけではないのです。

 

「教えた」→「身につく」

という因果関係はないということなのです。

 

■たとえば、

数学の幾何学の問題や微分積分などは、

「授業で教わる」だけでは、身につかないでしょう。

 

「授業教わる」→「自分で演習問題をこなす」→「身につく」

というプロセスを要するのではないでしょうか。

 

教わるというIN-Putではなく、

それを演習するOUT-Putによって成長するのです。

 

同じことは、身体にも言えます。

(心理と身体は、多くの場合、パラレルに考えることができます)

 

たとえば、

筋力をつけようとする場合には、

「トレーニングをする」だけでは、筋力は身につきません。

 

一見、トレーニングによって筋力がつくように思われがちですが、そうではないことは、みなさんには釈迦に説法かもしれません。

 

ご存知の通り、トレーニングによって、身体の組織が一旦壊され、それを修復しようとする機能によって、より厚い筋肉を組成し、より大きな筋力を生み出してくれます。

 

したがって、

「トレーニングをする」→「時間と栄養によってより厚い筋肉を組成する」→「筋力が身につく」

というプロセスを要するのではないでしょうか。

 

トレーニングという刺激のIN-Putではなく、

その後の修復作用という身体がおこなうOUT-Putによって身体が成長するのです。

 

また、小学校で学んだ理科や社会も、学んだから習得できているわけではないでしょう。

 

火の扱いを誤ると火傷をしてしまうとか、

交通法規を守らなければ事故になるといったことを、

授業だけで納得するわけではなく、

誰もが危険な目に遭ったり、遭いそうになって、

初めて実感を伴って学んできたのではないでしょうか。

 

「授業で教わる」→「実生活で確認」→「身をもって実感することで体得する」

というプロセスをたどっていることでしょう。

 

授業という IN-Putによってではなく、

社会生活というOUT-Putによって、学びが体得されるのです。

 

小学校から8〜9年間、教室で英語の授業を受けていても、

世界が広がることはありません。

 

カタコトの英語でも、

思い切って英語しかない世界に自分を放り込んだ方が、

英語圏の文化もわかり、

たちまち英語が身につくものです。

 

なぜなら、

「何か言わなければならない」

と、喋るからです。

 

授業というIN-Putよりも、

「何か話さなければならない」と話すOUT-Putの方が、

はるかに成長させてくれます。

 

■ここからが本題です。

 

組織づくりにおいても、

上記と同様に、

「研修」や「勉強会」などによって、職員が成長しているわけではありません。

 

重要なのは、そこで学んだことを

現場における発言や行動に移してみて、

初めて学んだ情報に価値があるかないかを知ることができるのです。

 

研修・勉強会というIN-Putではなく、

その後の現場での発言・行動というOUT-Putによってのみ、

職員が成長するのです。

 

なので、

もし研修や勉強会で学ばせたいのであれば、

研修後・勉強会後に、どのようにOUT-Putさせるか?

OUT-Putの機会を設計することが、

何よりも重要です。

 

OUT-Putの機会を設計せずに、

研修や勉強会に参加させてIN-Putしても、

望まざるIN-Putは、身体に染み込まず、

>無駄になるだけです。

 

■普段から、

「こんな病院にしたい」

「こんな病院を実現してほしい」

「こんな職場を目指そう」

「こんな職員になってほしい」

とIN-Putしているでしょうか?

 

それよりも何倍も重要なのが、

日常の現場で、そのことについて、

職員がどれだけOUT-Putしているか?

です。

 

どれだけ、そのことについて、

職員同士で話し合っているでしょうか?

 

また、どれだけ、管理職に相談しているでしょうか?

 

あるいはどれだけ、職員が「ではやってみます」と行動に移しているでしょうか?

 

もしくはどれだけ、そのことについて「よかったね」「もっとできるかも」と検証しているでしょうか?

 

そもそも、みなさんの現場で、職員の方々は、

「本当は、こうしたい」

「本当は、こんな看護をしたい」

「本当は、うちなら、こんなことができるんじゃないか」

「本当は、患者さんにこうしてあげたい」

「本当は、こんな病院にしたい」

と、どれだけ話し合っているでしょうか?

 

定時に来て、定時に帰り、

時間中は業務のことだけをする

・・・そんな現場では、

職員がOUT-Putすることもなく、

新しい取り組みが生まれることもありません。

 

まして、職員や組織が成長することもありません。

 

日々の業務をこなすだけで過ぎてしまうのですから。

 

■最近は、学校教育でも、

「反転授業」

が重視されています。

 

授業が勉強ではない。

 

授業では、質問や確認、相談をするだけ。

 

「本当に身につくのは、

授業の時間によってではなく、

自分の時間の中でOUT-Putするときにに起こること」

という考え方です。

 

みなさんの現場では、

職員の方々によるOUT-Putが盛んでしょうか?

 

OUT-Putが習慣になっているでしょうか?

 

そして、その様子が、逐次、経営者・管理職に上がって来ているでしょうか?

 

このような体質が土壌になっていれば、

さまざまな教育・勉強会・研修を行なっても、

それが現場で消化され、組織の血や肉となるでしょう。

 

■もし、

「OUT-Putの習慣がない」

「現場の様子が、上層部にあがらない」

という状況であれば、

何を教えても、それがいかに現場に浸透しているか、検証することもできません。

 

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