■多くの組織の経営者や人事担当者から

「職員を育てているけれど、

なかなか思うように成長しない」

と聞きます。

 

毎年、予算を割き、

外部講師を招き、

業務時間を調整して、

さまざまに教育や施策を講じているのに、

現場が変わらないという例は、

珍しくありません。

 

それは、ある意味、

荒地にタネを蒔いているのと同じだとも言えます。

 

荒地にいくらタネを蒔いても、

やがて干からびたり、

腐ってしまうことはご存知でしょう。

 

それでもタネをまき続ければ、

お金と時間と労力が無駄になり続けるだけです。

 

やがて飢え死にしてしまいます。

 

なので、

たいていの開拓は、

すぐに農作物が実る豊かな土壌ではなかった荒地を開墾するところから始まっています。

 

■ところで、組織の現場では、

「ことしはどんなタネを蒔くか?」

を検討している話を聞きます。

 

その時々の話題を追いかけて、

ひところはPDCA、

ひところはOODA、

また、ティール組織、

最近は、1on1ミーティング

などなど。

 

そして、

「変わったような気がしたり、

そうでもないような気がしたり…」

 

いったいいつになったら、

教わったことが消化され、

活用され、

「現場が変わった!」

と言えるような変化を遂げられるのか?

と思いながら、

今日もまた、

次の施策を探している…という経営者・人事担当者が少なくありません。

 

いったいいつになったら、

タネが芽を出し、

葉を伸ばし、

実をつけるのか?

と思いながら、

いままた、

タネ選びに陥ってはいないでしょうか?

 

そしてまた、

荒地にタネを巻こうとしていませんか?

 

施策をやらせればやらせるほど、

職員は、

「また指示が降りてくるよね〜」

と完全に受け身になるばかりです。

 

組織と職員が、

そんな構図にあることを振り返ってみることをお勧めします。

 

荒地にタネを蒔く…、こんなに不毛なことはありません。

 

そんな無駄を繰り返さないためには、

次のタネを蒔く前に、

「まず土を耕すべきだ」

とみなさんも考えるでしょう。

 

まず、

たくさんの水を吸い、

タネに栄養を与えてくれて

立派な木が伸びるような土を作り、

タネを蒔くのはその後のことです。

 

荒地を柔軟な土壌にするためには、

土を掘り起こし、

地中の養分や水分を発掘することが必要です。

 

つまり、土地に呼吸をさせなければなりません。

 

それは、組織づくりで言えば、

職員からの発言を掘り起こし、

職員の行動を引き出し、

職員の価値観やポテンシャルを発掘することに他なりません。

 

「本当はどんなことを大事にしているか?」

「本当はどんなやり方をしたいのか?」

「本当は、何が譲れないのか?」

「本当は、何が心に残っているのか?」

「本当は、どんなことが許せないのか?」

「本当はどんなことなら夢中になってしまうのか?」

などなどを職員から引き出すことです。

 

つまり、職員からの OUT-Putを最大限、促すことです。

 

■組織を変えたいならば、

荒地にタネを蒔き続けるのではなく、

まず、土を耕すことです。

 

職員の発言や行動を掘り起こし、

価値観やポテンシャルを発掘することです。

 

みなさんの現場では、

そのようにして、

組織の土壌をまず耕しているでしょうか?

 

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