■日本人は、表面的には外交的ですが、

心は引きこもりと言っても良いでしょう。

 

言い換えれば、あまり

「本音で話そうとしない人種」

です。

 

そもそも、

異なる意見の人と話し合うことが

苦手です。

 

違いを認めて尊重することにも

慣れていません。

 

すぐ良い・悪いで分けようとします。

 

周囲の人からどう思われるかに

極度に神経質です。

 

なので本当の自分を出すことが稀になるわけです。

 

というより、

もはや、

「自分の個性を出したくないのが私の個性なんです」

ということにすらなっています。

 

その証拠に、

「なんでも話し合える風通しの良い職場を作りましょう」

という投げ掛けには誰もが賛成するものの、

 

いざ、

「では、何から変えれば良いか、

忌憚のない意見をどうぞ!」

と言われても、みずから手を挙げることはほぼありません。

 

そこで、仕方なく

「では、そちらの方、いかがですか?」

と尋ねると、

「え、わたしですか?他の方から、どうぞお先に」

という反応が返って来たりします。

 

風通しが良いことを、望んでいるのかいないのか、

「どっちやねん!」

という気持ちでいっぱいになります。

 

■そんなわけで、日本人には、

心のひきこもりの傾向があるということに、思い当たるのではないでしょうか。

 

政府の、

引きこもりが就労できるように支援する施策は、

対象が39歳までだったそうです。

 

こうなると、

もともと

引き篭もるタイプの生き物なのか?という気さえしてきます。

 

親のすねにかじりついて、

引きこもり続けてゆけるなら経済面では良いかもしれませんが、

やはりメンタル面では健全な状態とは言い難いでしょう。

 

というのも、

人は、引きこもっても、

一人では孤独で不安で、

やはり他者とわかりあいたい願望を持つことになるからです。

 

また、自己肯定感を一人で維持することはできないので、

誰かから承認されたい願望も

生理現象レベルの欲求なので、

承認してもらえない人生は、命に関わるほどの切実です。

 

多くの人が殺傷された

秋葉原無差別殺人事件は、

犯人が、

周囲から尊重も賛同もしてもらえず、

関心も持ってもらえなかったことに耐えかねたために

起きたことは、みなさんもご記憶にあることでしょう。

 

■ところが、

永らく引きこもって生きてきたために、

他者とのコミュニケーションに不慣れなので、

周囲と関わりを持っては摩擦ばかりを起こし、

結局、

わかり合うことも、承認されることもなく、

不満が溜まってしまう、ということになります。

 

その結果、

「自分なりには一生懸命やっているつもりなのに、

なぜ、わかってくれないのだ?!」

という怒りを抱き、

自傷他害に及ぶことになりがちなのも当然です。

 

昨今は、ニュースを見ていても、

そうした背景が垣間見える事件も多々あります。

 

そもそも本音を言わないので、

歩み寄ることもありません。

 

大事なことも話せないからです。

 

ますます孤独になり、独善に陥り、他責発想となります。

 

■職場を辞めるときも退職代行に頼む時代です。

 

あるいは、辞めるとなったら、言いたい放題言って辞める、

ということもよく聞きます。

 

悩んだり相談したり、

それでもチャレンジしたりして、

その結果、

「やはり辞めるしかない」

と組織も本人も理解し、受け入れ、

互いに敬意を持ったままで、

退職に至る、というオトナな辞め方は、ほとんど聞かれません。

 

それは、プライベートでも同じです。

 

付き合った相手と別れる場合も、

自分だけで別れると決めてから、

相手に言いたい放題言って別れる、というパターンも、よく聞きます。

 

お互いに相談を尽くして、

歩み寄ろうと努力して、

その結果、

「残念だけれど別れるしかない」

とお互いに理解し、受け入れ、

互いに敬意を持ったままで、

別れに至る、というオトナな別れ方も、減ってきているのではないでしょうか。

 

■つまり、

自分をわかってもらえないことによって起こす

「爆発」

です。

 

爆発するくらいなら、

その前にコミュニケーションを取れば良いのですが…、

それができないのが

「引きこもり」

というわけです。

 

職場でも同じです。

 

周囲との関係性を良くすることができずに

嫌いになったり、怒ったり、失望したり、悲しんだりして

爆発するくらいなら、

その前にコミュニケーションを取れば良いのですが…、

それができない

「職場内引きこもり」

があまりにも多いでしょう。

 

不満を持ちながらも言わず、

徐々に(あるいはあからさまに)相手との距離をとってしまい、

その結果、

相手との関係性を良くすることができない職員が、

みなさんの現場でもいるのではないでしょうか?

 

■そこでお尋ねします。

 

「職場内引きこもり」

をそのままにしていて、良いのでしょうか?

 

「職場の人間関係は自分たちで築くものだ」

と正論を言ってみても、

現場が良くなることは決してありません。

 

そのままでは

職員間・部署間の連携がとれず、

職員の力が発揮されず、

組織の生産性もあがりません。

 

つまり、組織が介入して、

職員同士の関係性を変えなければ、

永遠に組織が良くなることはありません。

 

組織の生産性が落ちるだけです。

 

■では、どうすれば、引きこもりを治せるでしょうか?

 

本当に、職員同士、

異なる意見を持つ相手との意見交換や交渉が

できるようになるのか?

ご心配でしょう。

 

そもそも、

人が引き篭るのは、

「周囲から承認されてないから」

に尽きます。

 

承認されず、逆に

否定されたり、

失望されたり、

軽蔑されたり、

憐れまれたりすれば、

傷つくので、

その痛みから自分を守ろうとして、

硬い殻の中へと、

心が引きこもってしまうのです。

 

自分の殻の奥で、外界を窺い、

警戒しています。

 

人が自分をどう思うか、不安を感じていますが、

それは自己肯定感がないからでもあり、

そうしているために、

ますます自己肯定感を持てない、という悪循環に陥っているでしょう。

 

そんな状況から脱却するためには、

本人一人がどうにかすれば良い、というものではありません。

 

職員同士がお互いに承認し合う仕組みが必要なのです。

 

お互いに承認するためには、

お互いに自己開示しなければなりません。

 

つまり、

「お互いに発言して、

お互いに理解し、応援する」

というコミュニケーションの機会が、

どうしても必要となる、ということがおわかりでしょう。

 

さりとて、みなさんや経営者・上層部が

「なるべく、お互いに承認するための対話をやってください」

と言っても、

始まることはありません。

 

たとえ始まっても、続くことはありません。

 

そこで、

日々、必ず現場で行なう

定常的なコミュニケーション・モデルが必要となります。

 

それが、

患者サービス研究所が提唱している

「HIT-Bit」

です。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

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