■コミュニケーションを強化するために
個人でコーチングを学びに行ったり、
組織でコーチング研修を行なうところが多いことはご存知でしょう。

ところが、
それほど現場で効果を上げている様子が見えないのはなぜでしょうか?

それは、
「現場には現場の人間関係があるから」
にほかなりません。

そもそも、
コーチング・スクールで学ぶ時には、
「良いコミュニケーションをとろう」
という人たちばかりが集まっています。

また、職場でコーチングの研修を行なう時も、
職員がお互いに
「良いコミュニケーションを学ぼう」
という前提で集まっています。

そのため、演習を何度もやりますが、
コーチングする役の人も、
コーチングされる役の人も、
良いコミュニケーションをとることについて
やる気満々だから、
当然、うまくいくのです。

しかし、
普段の現場に戻れば、
お互いにそんな気持ちを持ってはいません。

■現場には現場の、
困った人間関係があるのです。

(だからこそ、コーチングを学ぶのですから)

つまり、現場では、
「恐くて言えない」
という心のブレーキが働くから、
コミュニケーションがうまくいっていなかったのです。

これでは、現場で、
コーチングの技能を発揮することはできません。

あるいは、
「誰がどんな風に受け止めるかわからないことが恐い」
「どう思われるかわからない」
というのが現実です。

■ではどうすれば良いか?

そもそも人と人が、
なんでも言える関係になり、
円滑なコミュニケーションをとれるようにするには、

さまざまな話をする中で、
「自分の本音を言ってみたところ、相手が受け止めてくれて、大丈夫だった」

「さらに本音を言ってみた」
「やっぱり大丈夫だった」

「さらに言ってみた」
「また大丈夫だった」
という承認される体験を繰り返すしかありません。

これは、みなさんが、
誰かとなんでも言える関係になったプロセスを振り返れば、
異論はないのではないでしょうか。

■そこで、職場で、職員同士が
なんでも言える関係になり、
円滑なコミュニケーションをとれるようにするには、
どうすれば良いでしょうか?

「言ってみた」
「大丈夫だった」
の承認の体験を繰り返すしかないとは言え、

職員たちに
・1対1にして、承認の体験をさせる
・しかもそれを全員が全員に当たるようにすべての組み合わせでさせる。

ただし、それを研修の機会に集めてとってつけたようにさせても、
関係性を築くことにはなりませんから、
・業務の合間を縫って日常的にするよう、「意識しましょう」と呼びかける
ということになるでしょうか。

しかし、習慣化は不可能に近いでしょう。

■つまり
職場で、職員同士が
なんでも言える良い関係性を築くことができるのは、
一般にいうコーチングではありません。

組織やチームで、
すべての職員同士が良い関係性を築くことに有効なのは、
「マルチプル・インター・コーチング」
です。

一般的なコーチングのような1対1ではなく、
全員が全員と承認の体験をできる
「マルチプル」(多重多奏)
であることが必要です。

また、コーチをする側とされる側に分かれるのではなく、
誰もがコーチする側にも、される側にもなる
「インター」(相互)
でなければなりません。

しかも、そうした承認の体験の機会を、
研修のように、時々行うのでは、関係性が変わることはないので、
「デイリー」(毎日・定常的)
であることが必須条件となります。

■したがって、論理必然的に、
職場で、職員同士が
なんでも言える良い関係性を築くには、
「デイリー・マルチプル・インター・コーチング (Daily Multiple Inter Coaching)」
が、必要不可欠となります。

集まった職員が全員が全員との関係性を築く、
多重多層(マルチプル)で、
相互(インター)の対話を、
毎日定常的(デイリー)に行なう、

・・・・
「そんな方法があるのか?」
と思われるでしょうか?

この、
「デイリー・マルチプル・インター・コーチング (Daily Multiple Inter Coaching)」
を行なうとすれば、

「1日5分だけ」
と、短い時間で行なう。

一人ひとりが、
それぞれに言いたいことを言って自己開示をする。

その際、他の全員は、
いっさいジャッジせずに傾聴し、
できる範囲・気の向く範囲で応援することを通じて、承認する。

ただひたすら毎日、それを行い、
「言ってみた」
「大丈夫だった」
の承認の体験を、全員が全員に対して、毎日体験する。

・・・というコミュニケーションの形に
おのずとなるでしょう。

■この、
「デイリー・マルチプル・インター・コーチング (Daily Multiple Inter Coaching)」
の、最も簡単な方法が、

実は、患者サービス研究所が提唱している
「HIT-Bit」
です。

だからこそ、
HIT-Bitを導入した現場では、
職員同士がなんでも言い合える関係性が築かれるので、

間もなく、
それまでになかった問題提起や改善提案が
どんどん現場から飛び出すようになり、
「自律進化組織」
が実現されるのです。

HIT-Bitについては、オンラインで
1Dayセミナーを開催しています。

https://pcs-c.com/hit-bit-00/hit-bit-01/