■以前から、なんどかお伝えしてきた「正論による口封じ」。
組織は正論を言い、部下は精神論で乗り切らざるを得ない、という構造です。
文化におけるパワハラとも言えるかもしれません。
「すべき」
「しなければならない」
という論理には、職員を思考的にも感情的にも、追い詰める恐れがあるのです。
■かねてから指摘してきましたが、
医療機関の接遇委員会などは、まさに、追い詰められかねません。
「接遇を向上してほしい。効果を上げて欲しい」
と組織からは言われます。
ところが、現場に指示をする権限は与えられてはいません。
効果測定といっても、患者満足度調査くらいしか与えられていなければ、
決して、職員の接遇が適正に反映されるとは限らないので、
現場にはフラストレーションが生まれます。
それでも、
「接遇委員会なのだから、結果を出すように」
と求められ、
正論なだけに反論できません。
このようにして、正論によって口封じされ、
吐き出せないストレスが蓄積してしまうのです。
■この構造は、結果的には、パワハラと変わりません。
では、どうsればよいか?
患者サービス研究所でも、具体策を提案していますが、
ともあれ、多くの組織が、一刻も早く改善してほしいと思います。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161011-00002225-cakes-soci