■このところ、
リモート化の影響もあって組織の求心力が切実な課題となってきているためか、
「組織カルチャーを変える」
というテーマが注目されているように見受けられます。
ただし、組織体質を変える方法には
絶対条件があるでしょう。
その絶対条件とは、
「誰でも手軽に実践できるシンプルな方法」
であること。
なぜなら、組織も身体も同じで
体質を変えるには、
OUT-Put型(内科的)、継続的(東洋医学的)アプローチでなければならないから。
となれば、
特殊な技能などの属人要素ではなく
「誰にでもできる」方法でなければならない、ということになります。
また同時に、
細く長く継続して初めて体質に変化が起こるので
「手軽にできてシンプル」でなければなりません。
■IN-Put型(外科的)、一時的(西洋医学的)なアプローチでは、
何らかの変化は得られることはあっても、
永年効果が持続する「組織体質を変える」ことはできないでしょう。
また、
訓練による技能習得が欠かせない施策や、複雑な手法、高度な知見は、
一見、効果も大きそうに感じがちですが、
組織体質を変えることにはつながりにくい、と、
みなさんも実は、感じているのではないでしょうか。
■なので論理必然的に、
OUT-Put型(内科的)、継続的(東洋医学的)アプローチの手法を探した方が良い、
ということになります。
さまざまな理論、書籍、コンサルティングが出回っているにも関わらず。
世の中に、
「こうして、組織体質が変わった。
管理職が入れ替わっても、現場社員が入れ替わっても、
変わらない組織体質を手に入れた!」
という企業組織がなかなか現れないのは、
誤った選択をしているからにほかなりません。
異なる結果を手に入れるには、
異なる原因を選択しなければなりません。
組織体質を変えるには、
組織体質を変えることができる手法を選択することが必要なのです。
そうでない理論、書籍、コンサルティングには、
注意されることをお勧めします。