■負責病とまでは言わないけれど、
「これも指示命令体質のせいか!」
ということが多々あります。
それほど、私たち自身が自覚できないくらい
指示命令体質が、深く染み付いているからです。
■お取引先で、自律進化組織創りの取組である
「HIT-Bitプログラム」
が始まり、管理職の方々を対象とした研修の場で、
「自律進化組織を創りましょう」
という話をすると、
時々、
「うちの部署は、こんな風に言われなくても、
何かあれば、みんなで話し合って改善しています!」
という人がいます。
これは、多くの場合、
自律でもなければ、進化でもありません。
■なぜなら、
「何かあれば」
とは、たいていの場合、
「クレームがあれば」
「ヒヤリハットがあれば」
「あまりにも自分たちが大変だったから」
……それを繰り返さないよう、それが続かないよう、
改善している、ということを意味しているからです。
つまり、
もし、業務の合格点が80点だとした場合に、
「80点を下回るような何かがあれば、
80点を取り戻すために、話し合って改善しています」
という意味です。
これは、
「自分たちでより良く変えていこう」
という自分の価値観ではなく、
「80点以上を維持しなさい」
という組織の価値観に応じているに過ぎないので、
「自律」
とは言えないのです。
また、身体で言えば、
風邪を惹いたので栄養と睡眠で治したり、
手足を捻挫したので湿布して治した、
といったことであり、
「身体を鍛えることによってより健康な身体へと成長した」
わけではありません。
したがって、
「進化」
とも言えないのです。
つまり、
「組織から求められたので、求められたことをすればよい」
という動機こそ、
指示命令体質の産物なのです。
これでは、いくら上層部が
「より良い病院をみんなでつくろう」
と呼びかけても、
各部署がより良くなることもなければ、
病院全体がより良くなることにもつながりません。
そして、業務で不合格を出さないようにする改善なら、
どこの現場でも行なわれていることであり、
むしろ、
必ず行なってもらわなければならないことです。
■つまり、
自律進化とは、
「何かあれば、みんなで話し合って改善しています」
ではなく、
「何もない時にこそ、
何かより良くすることはできないか?
とみんなで話し合って改善している」
ことです。
「何もない時にこそ」
とは、
「クレームがあったわけではないけれど」
「ヒヤリハットがあったわけではないけれど」
「自分たちが大変だからという理由ではなく、
患者さんにとってより良くするために、
あるいは病院がより良くなるために、
あるいは自分たちがさらに成長するために」
……改善している、ということを意味しているからです。
■では、どうすれば、
「何もなくても、
何かより良くすることはできないか?
とみんなで話し合って改善している」
自律進化組織を創ることができるのでしょうか?
患者サービス研究所では、
自律進化の組織体質を創るための
「HIT-Bitプログラム」
を提案しています。
■患者サービス研究所では、
自律進化体質へと、最短最速で変わるための
HIT-Bitプログラムをご紹介しています。
HIT-Bitについては、1Dayセミナーを開催中です。
◆ 10月28日(日)13:30〜16:30【東京】
◆ 11月16日(金)13:30〜16:30【東京】
お申込みはこちらから
https://www.meducation.jp/seminar/?fw=患者サービス研究所
なお、以下の方は無料でご参加いただけます。
これまでに
・東京・大阪その他のHIT-Bitセミナーに参加したことがある
・2016年11月以降のSSKセミナーでHIT-Bitについて聞いた
・吉岡経営セミナーでHIT-Bitについて聞いた
・2017年8/6のメディカルコンソーシアムでHIT-Bitについて聞いた
……に該当(リピート)する方。
また、リピートの方が
上席者の方を伴って参加される場合は、
ご同席者の方も無料でご参加いただけます。