組織づくりが成功しないのは、「コミュニケーションの機会の設計」が欠けているから

組織づくりが成功しないのは、「コミュニケーションの機会の設計」が欠けているから

■コーチングや、

アサーション、

NLP、

アンガーマネジメント、

……などのコミュニケーション・テクニックを

研修やセミナーで学んでも、

なかなか、

学んだ時に感じたほど、現場が劇的には変わらないのは、

なぜか?

 

その原因はシンプルです。

 

研修やセミナーの時に、トレーニングのためにセッション(対話)する時には、

その相手も受講者であり、

セッションをする方も、される方も、

良いコミュニケーションをとる気満々ですが、

 

現場に戻れば、

自分が関係を良くしたい相手である上司や部下は、

そんな時間を割く気もなかったり、

自分を対話する気もなかったり、

まして、良い関係を築いていこうという気もなかったりするため、

そもそも、コミュニケーションの機会がないからです。

 

野球で言えば、

練習の時に、

バッティング・ピッチャーに打ちやすい球を投げてもらって

打撃練習をしても、

 

いざ、試合に出れば敵チームのピッチャーが

「ぜひ打って下さい」

と球を投げてくれることはない、ということです。

 

さらに言えば、

自分がバッター・ボックスに立っても、

対決したい相手が一向にピッチャーマウンドに

上がってもくれないのが当り前なのです。

 

こうしてみれば、

「打撃練習の時にはいっぱい打てたのに、

なぜ、試合では打てないのだろう?」

と悩んでいることが、滑稽にさえ感じられてくるのではないでしょうか?

 

■そこで本題です。

 

患者サービス研究所の提唱する

「HIT-Bit」

は、そのコミュニケーションの機会を設ける手法なので、

おのずと、現場にコミュニケーションが増えます。

 

そのため、明らかに上司部下・同僚同士の関係性が変わってゆきます。

 

もちろん、コミュニケーションを増やしさえすれば、

関係が良くなるわけではありません。

 

そのコミュニケーションの内容が、

良ければ良い関係性が、

悪ければ悪い関係性が生まれます。

 

もちろん、

患者サービス研究所のHIT-Bitプログラムでは、

良いコミュニケーションとは何かを明確にして進めるので、

多くのリーダーが、

良いコミュニケーションを実践する結果、

良い関係性が醸成されます。

 

ただし、

従来の悪いコミュニケーションを続けるリーダーがいた場合には、

悪い関係性が浮き彫りになることになります。

 

その意味で、HIT-Bitは、プロジェクターのようなものとも言えます。

 

美しい画像も、みにくい画像も、

プロジェクターが大きく鮮やかに映し出してしまうように、

現場の良い関係づくりも、悪い関係づくりも、

HIT-Bitが大きく鮮やかに浮き彫りにするのです。

 

HIT-Bitは、

1日5分のコミュニケーション・モデルであり、

毎日実施することが建前なので、

良いコミュニケーションを実践すれば、

日々、現場の職員間の関係性が良くなる様子が、

鮮やかに浮き彫りになります。

 

そこで、

「良いコミュニケーション、悪いコミュニケーション」

とは何か?が気になるでしょうか?

 

■これも、いつもお伝えしている通りです。

 

良いコミュニケーションとは、

「価値観を解放すること」

であり、

悪いコミュニケーションとは、

「価値観を抑圧すること」

に尽きます。

 

毎日、価値観を解放されれば、

どんなに元気と勇気が得られ、心が明るくなるでしょうか?

 

反対に、

毎日、価値観を抑圧されれば、

たとえ働き方改革で勤務時間が大幅に短くなり、

残業がなくなり、

有給休暇を取得できても、

出勤する日の朝が、どんなに憂鬱になることか、

想像にやすいでしょう。

 

そんなコミュニケーションが、

毎日行われるのですから、

価値観の解放か抑圧かによって、

良い方へも、悪い方へも、

どんどん大きく関係性が変わってゆくことになるのは

明らかに感じられるのではないでしょうか。

 

■ある病院では、

入職以来4年余り、

挨拶も報告連絡相談もできず、

周囲からは

「もはや指導のしようがない」

と思われていた職員の方が、

 

HIT-Bitを行なってわずか2ヶ月で、

自分から来客対応に立つようになったり、

うまく進められなかったことについても、

「すべて自分に原因がある」

ととらえて、

何事にも前向きに取り組むようになったという事例があります。

 

またある病院では、

それまで閉塞的だった部署が、

HIT-Bitを行なったことで、

ますます部下職員が発言しにくい、息苦しい職場になった、

という例もあります。

 

■その分水嶺は、とりもなおさず、

良いコミュニケーション(価値観の解放)が行なわれたか、

悪いコミュニケーション(価値観の抑圧)が行なわれたか、

この一点にほかなりません。

 

冒頭で述べた、さまざまなコミュニケーション・テクニックが

現場で効果をあげられないのは、

ひとえに、

「現場でコミュニケーションの機会を設ける方法」

に言及していないから、にほかなりません。

 

コミュニケーションが生まれていないのですから、

関係が、良くも悪くも大きく変わることはありません。

 

「良くなったような、

そうでもないような」

という結果になるのは、そのためなのです。

 

■したがって、

組織づくりをするのであれば、

「現場でコミュニケーションの機会を設ける方法」

を、明確に提言してくれる手法を選ぶことが必要です。

 

「現場でコミュニケーションの機会を設ける方法」なき手法は、

バッティング・ピッチャーであり、

永遠に、真剣勝負に臨む実戦力は身につかない、ということです。

 

「HIT-Bit」

については、1Dayセミナーを行なっています。

 

本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、

ぜひご参加ください。

◆ 2020年2月1日(土)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年3月1日(日)13:30〜16:30【東京】

◆ 2020年3月29日(日)13:30〜16:30【東京】

お申込みはこちらから

◆参加費:1人当り4,000円

 

■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」

については、

ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。

 

A5判、76ページ

1部800円となります。

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