🎵HIT-Bitが劇的に効果的になった最新の方法

🎵HIT-Bitが劇的に効果的になった最新の方法

■1on1ミーティングも目標管理制度も
シンプルな方法なので、
普及しやすいのですが、
導入した現場の多くで、形骸化していると聞きます。

端的に言うと、
導入してみて、職員が元気になって、
自律進化がどんどん生まれるようになったか?
というと、
「さっぱりそうなっていない」
ということなんです。

むしろ、
「また目標を書かなければいけない」
「まだ面談が終わっていない」
「どんな話をすれば良いのかわからない」
「いまだに評価に納得がいかない」
「やっても離職は減らない」
と言う話が多いくらいで、
要するに、負担になっていると言うわけです。

■HIT-Bitも、
見よう見まねは決してお勧めしていないのですが、
時々、そうしている病院があり、
同じようなことになっているそうです。

事務長は
「毎月各部署から、
HIT-Bitで出た良い意見を提出させて、
特に良い意見には表彰している」
と言っていましたが、

よく聞くと、
毎月提出されるのは、
どこの部署からも決まって1〜2件だとのこと。

なぜそうなるかといえば、
現場の本音はこうです。

「出さなきゃ怒られるから出す。
が、自分から出したいわけではないので
1〜2件にしておこう」

それが、各部署に浸透したと言うわけです。

このように、
形を押し付けると、
文字通り形骸化するんですね、当然ですが。

■さて、
反対に、最近の良い事例も挙げておきます。

HIT-Bit導入プログラムを開始すると、
まもなく、
各現場で、毎日
HIT-Bitを開いてもらうのですが、
その状況に応じて助言することで、
より楽しくできるようになったり、
より意味のある時間にできるようになったり
気持ちよく継続するうちに、
素晴らしい意見が出てくるようになります。

この伴走期間が重要なのです。

そこで
自律進化組織研究所では、
毎週1枚だけは、
その週で最も良い時間になったHIT-Bitの
記録を、送っていただくようお願いしています。

現場に訪問するのは原則月1回ですが、
その間も、
組織の雰囲気は生き物なので、
この毎週の記録で、
私も状況を把握し、助言するためです。

■かつては、
毎週の記録に赤ペンでコメントを書いて
返信していました。
部署が30ある病院では、
毎日30通の記録が届き
その30通にコメントをして即日返信します。

もちろん楽しくコメントを読んで
励みにしてくれる部署もありますが、
多忙で、
ほぼ読まないと言う部署もあります。

これでは、意味がない。

■そこで、しばらく前からは、
もっとしっかりと向き合ってゆくために、
毎月の勉強会と勉強会の真ん中で
もう一度訪問する方法になりました。

つまり、隔週で訪問し、
HIT-Bitを進めるための勉強会と、
HIT-Bitの記録に対して助言する面談とを
交互におこなってゆく形です。

面談の日は、各部署のリーダーの方々に
順番に面談室に来ていただくか、
私が各部署を巡回して、
記録に対するフィードバックをします。

こうなると、
「コメントを読めませんでした」
と言うこともありませんし、
コメントでは伝わりにくい微妙なニュアンスも
口頭でお伝えできるので、
指摘や細やかな内容も
丁寧に伝えることができ
HIT-Bitの質が確実に上がってゆきました。

■さらに、昨今では、
便利になったもので、
毎月訪問して面談する代わりに、
わたしが自宅などで
10〜15分程度の動画を撮って
YouTubeにアップロードするということも
できるようになってきました。

送られてきたHIT-Bitノートを拝見し、
スライドを作成し、
収録して、
さらに扶養部分をトリミング(除去編集)し、
アップロードするとなると
結局、ほぼ1日かかってしまうのですが、
これはこれで効果的です。

一つには、
10〜15分程度といえども、
口頭というのは、
かなりの情報量を伝えることができ、
密度の濃いメッセージになるということです。

また、
動画は基本的に、病院側で、
全職員で視聴してくださることを勧めています。

場合やその内容などによっては、
病院側の判断で、制約することもありますが、

動画となれば、
全職員が他部署のHIT-Bitの内容や
他部署へのわたしからのレスポンスを
視聴できる点が、
大きなメリットです。

他部署の様子がわかって、
焦ったり、参考にしたり、
自信を持ったり、
さらに向上しようとしたりと、
非常に良い刺激になるからです。

「他の部署で
そんなに素晴らしい意見や取組が
飛び出しているなら、
うちだって、
同じようなことができる」
となるからです。

実際、動画でのレスポンスを
多くの職員が視聴してくれている病院では、
確実にHIT-Bitに
良い意味での変化が起きており、
しかも
その変化が加速しています。

■多くのクライアントでは、
1週間のうちの最も良い日のデータを
その週末に送っていただき、
そのHIT-Bitノートへのレスポンスの動画を
ほぼ週明けに
アップロードしています。

HIT-Bitで話し合った日から、
レスポンスが
できるだけ時間を経過しない方が
職員の方々にとって
記憶が新しく、
レスポンスを活かそうと思ってもらえるからです。

というわけで、
密着伴走型(鬱陶しいとは思いますが 笑)は
手間はかかりますが、
現場とのコミュニケーションが密になり、
組織体質づくりには非常に効果的だと
改めて実感しているところです。

■さて、みなさんの組織開発では、
どのような取組をしているでしょうか?

教育したりワークをさせたり、
ディスカッションや発表や
仮装体験ゲームをさせても、
それはいずれも一時的なイベントです。

詰まるところ、
職員の方々が、
何かに取り組み、地道に継続して
ひたすら行動し続けるかどうか?
なんです。

ただし、冒頭で申し上げたように、
形だけを導入すれば
始めた時点で形骸化してしまいます。

なので、結局は、
密着伴走型(何度書いても鬱陶しい 笑)の
支援を利用しながら、
組織づくりをしてゆくことが
費用と時間と労力が無駄にならない
やり方なのではないでしょうか。

少なくとも、
「研修では変わらないよね」
という認識は、
この2年ほどで徐々に広がってきました。

では、研修ではなく、
どうするか?

いよいよ本格的に検討されることを
お勧めします。

■自律進化組織研究所では、
そのための、
最短最速の方法削いて、
1日5分のミーティング
「HIT-Bit」
をおすすめしています。

HIT-Bitの具体的な始め方、
続け方、
効果的な方法については、
毎月1Dayセミナー(リモート)を開いています。