■以前から、
「自律的に考えて行動する組織づくり」
をお勧めしてきましたが、
いよいよ、
本気で取り組魔なければならない時代になりました。
というのも、ズバリ
「教育終焉の時代」
になったからです。
学びたい人に教えるのは大事ですが、
学びたいと言っていない人に「教育する」
ということは、世の中からなくなる時代に
なってきたからです。
◾️簡単に言うと、
「押し付けから逃げる自由」
が保証される時代になってきたのです。
さらに言えば
「きちんと向き合うことから逃げる自由」
も保証される時代になってきています。
具体的には、
まず、
子ども同士の喧嘩を
話合わせて、仲直りさせる人や教師が
いなくなりましたから、
「話し合い、判り合うこと」
を体験して学ばない世代が出てきています。
小学生が宿題をしてこなくても、
教師が叱らなくなりましたから、
「先生に言い訳する」
とか
「先生に判ってもらおうとする」
必要がなくなりました。
なので、
「なんとか判ってもらいたい」
という欲求を抱くこともなくなりました。
社会人になって嫌な気持ちになったら
すぐに
「ハラスメントに遭いました」
と言うことができ、
自分で関係を作る必要がなくなりました。
辞めたくなれば、
退職代行サービスを使うことで、
気遣いや遠慮をする必要がなくなりました。
きちっとお礼やお詫びを述べて
「お世話になりました」
と挨拶をすることすら必要ありません。
日常生活でのメールやSNSでは、
相手を説得したり、
翻意させたり、
非を認めさせて謝まらせることは
できないので、
そもそも、
相互理解を期待しないコミュニケーションの中で
暮らしています。
その上、AIが登場したので、
判らないことはAIに訊けば、
黙って教えてくれます。
「これ、前に教えたよね」
「自分でも調べたんだろうな」
などと無用なお小言を聞かずに済み、
聞き方やタイミングを選ばず
しかも何度でも聞けますから、
嫌いな上司や苦手な先輩に
向き合う必要もない時代になりました。
◾️このように、
子どもの頃から大人になって社会に出てまで、
敢えて人と異見(異なる意見)を
交換し、
話し合い、
意見が違っても
良い関係を築くという機会そのものが
激減してしまいました。
そういう環境で生きてきた人たちが
入社・入職してきて、
部下となり始めているのです。
そんな人たちを相手に、
むりやり教え込もうとすれば、
反発され逃げられてしまうのは
当然でしょう。
まさに
「教育終焉の時代」
です。
◾️そんな部下たちに、
いったい、どう向き合ってもらい、
対話をして相互理解を取り付けるか?
彼らは、
「何としても相互理解したい」
とか
「相互理解すべき」
とか
「相互理解できるはず」
などとは思っていません。
「なぜ、向き合わなければいけないのか?」
という感覚でしょう。
◾️さて、みなさんは、どうしますか?
あなたが教えようとすればするほど、
相手からは
鬱陶しがられたり、
嫌われたりして、
相手は離れていってしまいます。
なので、
これから必要なのは、
「教えない教え方」
です。
あなたが教えなくても、
本人が学んでくれるようにする
仕掛けの設計です。
本人が関心を持っていないところへ
何らかのストーリーを展開して
関心を持ってもらうようにする。
なので、
「悪用厳禁」
です。
「教えない教え方」
については、
無料の1Dayセミナー(リモート)を
開いています。
次回は、
2025年12月27日(土) 13:30〜16:30
リモートです。
よろしければご参加ください。
https://pcs-c.com/hit-bit-00/eduless/
激変の時代なので、
一日も早く
組織づくりに着手することをお勧めします。
