🎵自発的な取組を自然発生させる方法

🎵自発的な取組を自然発生させる方法

◾️いま、部下に
「終業後に自己研鑽して帰りなさい」
はOUTとなりました。

とはいえ、
ミスやヒヤリハットがあった日くらいは、
言いたいですよね。

また、レアケースがあった時には、
その貴重な機会に
きっちり復習しておかなければ、

何ヶ月後に同じケースがあった時には
すっかり忘れていて、
そんなことでは
永遠に身につきませんから、

「レアケースは、
きっちり記録に残して帰りなさい」
と言いたいですよね。

しかし、
「それは本人の自由」
という時代です。

しかも、働き方改革の影響で、
「終業後は持ち場にいることがダメ!
館内から出るように!」
となり、

「みなさん、帰りましょう」
という学校のような
放送までする病院も出てきたとか。

◾️かくなるうえは、
職員自身が、自発的に
「終業後でも学びたいから学んで帰る」
という文化をつくるよりほかない
という事態になりました。

「そんな文化、創れるのか?」
と思うでしょうか?

もちろん、
iPS細胞からの組織培養にしろ、
真珠の栽培にしろ、
祈っているだけでは自然発生しないので、
芯になるものが必要です。

組織培養の場合は、
「donor nucleus」、
真珠の場合は、
「bead nucleus」と
どちらの場合も、
「核」
と呼ばれています。

そして、組織文化も、
祈っているだけでは自然発生しないので、
「核」
は必要となります。

その「核」となる職員を起点にして、
「自発的な取組が自然発生する文化」
をつくることが可能となります。

◾️簡単に手順を紹介しますが、
悪用厳禁ですよ。

(1)CCAの設置

まず、
「核」となる人を設定します。

あなたの
「これから自発的な取組を
自然発生させるよ!」
という企みがバレたら
その時点で失敗なので、

「核」となる人は、
あなたからの
秘密の特命を負うことになります。

そして、その本人自身は、
自然発生を起こしたら
そこから抜けてゆく触媒なので、

いわば、特命触媒工作員です。

なので、「核」の役割を負う人を
CCA(Covert Catalyst Agent)
としておきましょう。

こっそりあなたから
「きみがCCAだからな」
と頼まれたら、
ミッション・インポッシブルみたいで
本人も嬉しいでしょう。

(2)マニアの発掘

いかなる取組でも、
そのテーマについてのマニアが必要です。

あなたの組織でも、
医療安全や接遇を
ライフワーク的に学んでいるマニアが
いるでしょう。

もちろん、
業務直結テーマに限らず、

手話とか、
簿記とか、
レクリエーションのような
業務隣接テーマもあれば、

子育てとか、
シングルマザーの知恵とか、
フットサルのような
プライベートテーマでも、

「それ、学びたい!」
「それ、すっごく関心がある」
というマニアを発掘します。
(発掘方法は、また別の機会に)

(3)マニア活動の定期開催

CCAは、
マニアをできれば3〜4人集めて、
毎週または毎月、
集まって勉強したり相談したりする
イベんをを定期開催してもらうように
促します。

マニアは、
好きなテーマを仲間と話し合うので、
苦にならないでしょう。

大事なのは、
定期的に続けることです。

で、CCAは、
毎回のイベントの楽しそうな様子や
日時と場所を
組織全体に告知します。

すると、
一人二人と関心を持つ人たちが
飛び入り参加するようになります。

これがG層(ギャラリー)です。

この時点で、マニアたちは、
「自分たちだけで楽しむより、
仲間を増やしていくといいよね!」
「ならば、新しい参加者を増やし、
楽しい企画にしてゆこう」
となります。

企画プロデューサーの視点になるので、
「Pチーム」
となります。

Pチームは、
毎回のイベントを、
新たな参加者を招く取組として企画・開催
するようになり、
G層が増えることで、
徐々にムーブメントらしくなってゆきます。

(4)S層の形成

Pチームが、
新たな参加者をもてなし、
毎回が楽しいイベントになると、
参加者の中から、
出席率の高い
あるいは賛同的なファンが生まれてきます。

そこで、
遠慮なく、
企画に賛同してくれるファンに
設営や受付などを手伝ってもらいます。

喜んでサポートしてくれる人が
多ければ多いほど、
もはやムーブメントと言えるでしょう。

これがサポートのS層です。

(5)サポーターのプロデューサー化

さらに(ここが面白いところ)、
そのファンの方々に
意見を聞かせてもらい、
次回の企画構成にも参加してもらいます。

やがて、当日の司会進行から、
さらには、パネリストとしての講演まで、
喜んでやってくれる人も
出てくるでしょう。

こうして、
マニアだけだった取組が、
新たなサポーターを擁し、
さらにサポーターの中から
プロデューサーが生まれる流れです。

そのPチームとS層は、
つねにG層が増えるよう
その周囲にいて、
関心がないもしくは取組を知らない
E層(エキストラ)に宣伝する。

====

以上のように、
Pチーム(プロデューサー)が核となり、
P予備軍のS層(サポーター)を厚くし、
S候補を含むG(ギャラリー)を増やす。
それは、つねに宣伝して、
E(エキストラ)の中からGへと誘う。

この形ができれば、
少なくとも、
仕掛けた特命触媒工作員であるCCA以外の
みんなから見れば、
「自発的な取組が自然発生した」
状態です。

そして、
EからGへ、そしてSへ、さらにPへ
…というサイクルが回るようになったら
CCAはそっと脱退すれば、
純度100%の
「自発的な人たちだけの取組」
の完成となります。

CCAが、
残りたければ残るのも、
支えたければ支えるのも自由ですが。

◾️本来、医療安全とか
褥瘡対策や感染対策などの委員会も、
実は、
このように、
「やりたい人たちがやり、
つねに多くの新たな仲間を巻き込む」
取組になるべきです。

決して、
いつまでも担当者たちだけが
熱心に関わり、
それ以外の人たちが傍観者
では良くないはずです。

というわけで、
ぜひ、さまざまに仕掛けて、
職場のあちこちで、
多くの職員の方々が
「うちって、職員が自発的に企画して
いろんな取組が立ち上がっているよね。
わたしも、何か企画しようかな」
と話している、
そんな自律進化組織を
実現されることをお勧めします。

そのためにも、
「何を言っても大丈夫」
というより、むしろ、
「新しいこと大歓迎」
という組織風土が必要です。

そんな組織風土を
最短最速で実現する
最もシンプルな方法が、
1日5分のミーティングで、
一人一言ずつ、自由に発言する
コミュニケーション・モデル「HIT-Bit」
です。

◾️HIT-Bitについては、
1Dayセミナーで詳しくお伝えしています。

1Dayセミナーはリモートで
開催しています。

自律型組織を創る方程式 HIT-Bit®︎セミナー