今回の音声は、は前編・後編です。
■たとえば、こんな場面に
心当たりはないでしょうか。
申し送りが、
いつの間にか
「問題があったことだけ報告する場」
になっている。
ヒヤリハットの用紙は
書かれているけど、
誰も読み返していない。
会議では
「時間がないので」
と、議題が進むが、
誰も積極的な意見は言わない。
役職者が発言したら、誰もが
「異議なし」
で、即決。
ベテランのやり方が
「うちのルール」に
なっていて、
根拠を誰も知らない。
…これらの、
どれも、大きな問題では
ないでしょう。
そのため、放置されてしまう。
でも、これが
じわじわと
積み重なっていく。
これが、
組織の生活習慣病です。
■痛みがないから、
気づかない。
気づいたときには、
離職が止まらない、
インシデントが続く、
チームがバラバラ、
提出期限が守られない、
決めたはずのことが
行なわれていない、
ミスが起きても、
誰の何が原因だったかわからず
改善できない、
…という状態になっている。
では、どうすれば
いいのか。
■答えは、
意外なほどシンプルです。
「なんか最近、
申し送りが形骸化してない?」
「あの件、
前にも似たことがあったよね」
そんなモヤモヤを、
つねに、みんなで、声に出す。
…それだけです。
声に出した瞬間、
「あ、私もそう思ってた!」
という声が上がります。
見えなかった課題が、
言語化することで
一気に姿を現します。
こうして
つねに、みんなが、声に出す文化が
あるかないか、
…これが、強い施設とそうでない施設の、
たった一つの違いです。
■ただし、
もやもやは、すぐに流れてゆき
雲散霧消してしまいます。
また、人は
聞かれなければ話しません。
忙しい現場では
なおさらです。
したがって、
「話す機会」
を、意図的につくる必要があります。
それが「HIT-Bit」です。
■1日5分。
スタッフ全員で集まって、
一人一言だけ。
内容は何でもいい。
どうでもいい話が
出るくらいの場だからこそ、
「うまく言えないけど、
なんか引っかかる」
という声が出てくるんです。
だから、
どうでもいい話が
出るくらいの場こそ、
意図的に設けることが必要なんです。
ささやかな異音や
ほのかな異臭に気づく
小さな違和感が、
職員のモチベーションの低下、
業務の質の低下、
連携不全などの
組織の静かな悪化を食い止めます。
たった5分で、チームが変わる。
いや、むしろ、
それ以上は要りません。
組織のささやかな異常に
つねに、みんなで、気づき、
組織の生活習慣病を防ぐために、
むしろ、他に、
どんな方法があるでしょうか?
指示命令がなくても、
全員が、
みずから気づき考え話し合い改善し続ける
「自律進化組織」
を目指すことをお勧めします。
