それも指示命令体質?! (11) 「表彰」

それも指示命令体質?! (11) 「表彰」

■目標を達成したなど、望ましい働きをしてくれた職員がいた場合、

「表彰するべき」

と考える人が多々あります。

 

「職員が望ましい働きをしてくれた時には、

きちんとレスポンスしなければ、

その職員のモチベーションを損なってしまう」

と考えることは、間違ってはいません。

 

そこで、表彰することが頭に浮かぶのは当然でしょう。

 

しかし、この

「表彰」

もまた、指示命令体質の発想にほかなりません。

 

■心理構造から考えるとわかりやすいでしょう。

 

そもそも、

人は、自分の価値観を解放できた時、

すなわち、

言えた時、

聞いてもらえた時、

実践できた時にこそ、満たされます。

 

逆に、

人は、他者の価値観を強要された時、

すなわち、

言いたくもないことを言わされたり、

自分の想いを聞いてもらえず、

したいことを実践できない時には、

満たされないばかりか大きな苦痛を覚えることになります。

 

つまり、職員のモチベーションを向上するには、

「職員の価値観を解放しているか?」

が重要ということになります。

 

逆に、

「組織や上司の価値観を押し付けること」

は、極力避けなければなりません。

 

■ところが、

大量生産の時代の高度経済成長期には、

組織がやってもらいたいことを、

職員の想いがどうあれ、

とにかくやってもらうことが至上命題でした。

 

そのため、

「組織や上司の価値観をいかに職員にわからせるか」

トップダウンこそが、

組織の生命活動という文化が当り前となったのです。

 

そのため、

組織にとって望ましい働きがあった時には、

「組織の価値観に適っていることを証します」

と、

「表彰」

することが、永年なされてきたというわけです。

 

しかし、

一生その職場で働くことが当り前ではないこの時代では、

「表彰」

とは、

「組織の価値観の押し付け」

に他なりません。

 

■では、

職員が望ましい働きをしてくれた時に、

「これからも、そうしてほしい」

という気持ちを伝えるには、

「表彰」

ではなく、

「どうすれば良いのか?」

と思うでしょうか?

 

それは、自分の子どもや友人が

望ましいことをした時に、どうしているかを振り返ればわかります。

 

「すごいね!」

と感心したり、

 

「ありがとう!」

と感謝したり、

 

「誇りに思うよ」

と敬意を示したり、

 

「応援するよ」

と賛同したり、

 

あるいは賞賛したり喜んだりするのではないでしょうか。

 

「あなたの言動は、わたしの価値観に適っている」

「表彰」

するということはないでしょう。

 

そして、

「あなたの価値観に賛成です」

という意思表示をすることで、

本人の価値観を解放するのではないでしょうか。

 

働き続けることが当り前ではない今の時代においては、

望んだ通りに行動させ、

望んだ通りに行動したことを表彰することは、

終始

「価値観の押し付け」

をしていることに他ならず、

心理構造上、

モチベーションを損なう効果をもたらします。

 

■では、モチベーションを高めて、

望ましい働きをこれからも続けてほしい時には、

どうすればよいか?

 

それは、

「感心」

「感謝」

「敬意」

「賛同」

「賞賛」

「喜び」

を現すことです。

 

このように、

「あなたの、

ここで働き、このように行動してくれた価値観を

わたしも大切に思う」

という意思表示をすることによって、

「本人の価値観を解放する」

のです。

 

■職場では、つい

「表彰」

が思い当たり、

「価値観の押し付け」

をしてしまいがちですが、これは指示命令体質の現れの一つです。

 

そして、自律進化体質を重視するならば、

職員の

「価値観の解放」

をすることでモチベーションを高めることが基礎となるので、

感心、感謝、敬意、賛同、賞賛、喜びといった意思表示をすることになります。

 

■このように、

「あなたの価値観を、わたしも大切にするよ」

というメッセージが、

経営者・上層部・上司だけでなく、

同僚からも届けられたら、

どんなに心強いでしょうか?

 

「いつでも応援するよ」

というメッセージが日々あれば、

さまざまなことにチャレンジする勇気も湧くことでしょう。

 

患者サービス研究所では、

職員同士が、

日々、互いに

「あなたの価値観を、わたしも大切にするよ」

「いつでも応援するよ」

というメッセージを交わし合って、

職員を活性化し、組織の生産性を向上することをお勧めしています。

 

それが日々行なわれ、習慣化するための

コミュニケーション・モデルが、

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