◼️病院が変われるかどうかは、
職員との間で、
「変わるのが当たり前」
という共通認識があるかどうか、によって決まります。
◼️この、原則と例外が逆のまま、
何かをしようとすると、
必ず摩擦が生まれます。
この仕事は原則として彼の担当だ、と思っていても、
相手が、原則として自分の担当ではない、と思っていれば、
「今回は頼まれたからやってもいいが、これは例外だ」
と考えます。
自分は当り前のように指示しますが、
相手は毎回不快に感じていますから、
関係は悪くなる一方です。
◼️医療現場の場合、
「うちの病院は原則としてどんどん変わる」
という前提が共通認識されていなければ、
変わらなければならない度に、
「変えてもらいたい。お願いします」
と頭を下げなければならず
職員は
「今回は頼まれたからやってもいいが、これは例外だ」
と考えます。
病院側は当り前のように指示しますが、
相手は毎回不快に感じていますから、
関係は悪くなる一方です。
◼️なので、
早く機会を設けて、
「うちの病院は、どんどん変化してゆくのが原則だ」
という意思表示をした方が良いのです。
でなければ、今日も現場のあちこちで、大小さまざまな摩擦が生まれ、
職員の間にストレスが生まれているのです。
そして、本当に変わりたくても、
なかなか変われない、
腰が重く硬直化した組織になってしまいます。