日本社会に浸みついた「上命下服体質」を切り替えよ!

日本社会に浸みついた「上命下服体質」を切り替えよ!

■医療機関や企業は、

いま急速に、

職員一人一人がみずから考え行動できる組織になる必要に迫られていることは

誰もが感じつつあるように見受けられます。

 

答えがひとつではない時代となり、

迅速な対応が求めらる時代へと変化してきているからです。

 

まさに、1日も早く、

「全員参加の総力経営」

を実現すべき段階と言えるでしょう。

 

ところが、多くの組織がこの変化に着いてゆけていません。

 

なぜでしょうか?

 

■それは、近代の歴史に原因があります。

 

高度経済成長期は、大量生産の時代だったので、

日本社会は、上司の命令に部下が従う

「上命下服社会」

であり、それに適した人材ばかりを作ってきたのです。

 

それは、小学校から大学に至るまで、

没個性化教育が徹底されてきたことからもわかるでしょう。

 

教育を意味するeducateは、本来の語源は「引き出す」という言葉ですが、

引き出す教育はされていません。

 

教えたことをオウム返しに解答欄に書くことで◯をもらえる、という

上命下服を徹底して染み込ませる教育です。

 

そのため、授業においては、

上司と部下の関係だけが存在し、

各生徒は「教師との関係性」しか持ちません。


そこでは、個性を出すことは

必要とされることもなければ、

美徳とされることもありません。

 

そのため、学校では、

生徒同士で互いの価値観を話し合うことをしてこなかったので、

日本人は、

異なる相手の個性を認め合うことにも不慣れです。

 

異物排他的なセンスの醸成は、

いじめが起きやすい一因ともなっています。

 

また、クラスで大事なことを決めるときには、

「では、民主的に、多数決で決めよう」

と、多くの教師が、民主主義を履き違えています。

 

これは少数は多数に従うべきという思想であり、

個人の尊重とは全く逆であることがお分かりでしょう。

 

本当の民主主義とは、

「多数が、少数を蹂躙しないからこそ、

個人を尊重でき、一人一人が大事にされる」

ということが理解できていて、はじめて成立するものだからです。

 

つまり、個々の意見を表明した後、

改めて多数と少数が力を合わせて、どのように全体最適を作るかを、

協議することが民主主義なのです。

 

ところが、相手を尊重しながら、異論の相手と話し合うことに

教師も不慣れであり、

当然、生徒も慣れることはありません。

 

■日本社会全体が「上命下服体質」に浸かりきっており、

学校教育が、情報の一方的な伝達ばかりとなっている影響で、

企業・病院などの組織においても、

多くの場合、

「社員教育といえば、教えること」

とされています。

 

そのため、日ごろの現場では、

上司から

「来週の研修には参加しなさい」

という指示があり、部下は気が進まなくても

「わかりました」

と参加し、研修後は、

「教わったのだから、実践しなさい」

という指示がなされ、

「わかりました」

と部下が従う、という構図が見られています。

 

押し付けの教育で、

部下のモチベーションが上がることもなければ、

部下職員の行動が変わることはありません。

 

そんな研修を何度も繰り返してきた結果、

「研修の効果がなかなか持続しない」

と、ほぼ全ての教育研修担当者が嘆いているというのが実状です。

 

■本当に必要な教育研修とは、

受講者が研修後には、

この「上命下服体質」を壊し、

個人個人が、自分の目を見開き、自分の手足で動くようになるよう、

「自律進化体質」へと

導くものでなければなりません。

 

つまり、

押し付け研修で費用と労力と時間を無駄にすることがないようにするためには、

どんな研修よりも、

まず最初に、

「自律進化体質」

にする研修をすることが必要でしょう。

 

具体的にいえば、職員が

「わたしたち、こんな研修を受けたいのですが、手配して良いですか?」

と言い出すような、

研修さえも自分たちで考え企画する(自律する)組織づくりです。

 

■「押し付けの研修では、効果が持続しない」

ということを、

何十万もの会社が何千万回の研修を行なって、

すでに充分、実証してきたはずです。

 

それでも、今日も、あちこちの病院・企業、その他多くの組織において、

職員から頼まれてもいない教育研修が企画され、

気が進まない職員が参加を促されていることでしょう。

 

1日も早く、

研修といえば、

「こんな研修を受けたいので、手配させてほしい」

という現場の声から始まる、という組織づくりをされるよう、お勧めします。

 

■そんな自律進化体質にするためには、ポイントは2つあります。

 

1つは、上司が「上命下服」体質を脱却し、部下から意見を引き出すことに徹すること。

 

2つ目は、職員同士に「なんでも話せる関係性」を築くことです。

 

この2つをシステマチックに、簡単に実現できる方法が

「HIT-Bit」

です。

 

過去、HIT-Bitを実施された成果の一端を

ホームページ上にアップしていますので、

ぜひご覧ください。

https://pcs-c.com/02pub/hit-bit-cases/

 

■■HIT-Bitの1Dayセミナーの日程は、以下の通りです。

◆  8月19日(日)13:30〜16:30【東京】

◆  9月29日(土)13:30〜16:30【東京】

◆ 【大阪】その他は調整中です。

お申込みはこちらから

https://www.meducation.jp/seminar/?fw=患者サービス研究所

 

なお、以下の方は無料でご参加いただけます。

これまでに

・東京・大阪その他のHIT-Bitセミナーに参加したことがある

・2016年11月以降のSSKセミナーでHIT-Bitについて聞いた

・吉岡経営セミナーでHIT-Bitについて聞いた

・2017年8/6のメディカルコンソーシアムでHIT-Bitについて聞いた

……に該当(リピート)する方。

 

また、リピートの方が

上席者の方を伴って参加される場合は、

ご同席者の方も無料でご参加いただけます。

 

というのも、

本当に現場を自律進化組織へと変え、

結果を出していただきたいからです。