「どんな病院にしたいのか」 が明確な病院の底力

「どんな病院にしたいのか」 が明確な病院の底力

■今回、大阪の病院で、

「自律進化組織づくり」のための

組織改革プログラムがスタートしました。

 

「指示命令がなくても職員がみずから気づき考え行動する自律進化組織」をつくること。

 

「この病院でよかったと言われるような接遇が実践できる病院」をつくること。

 

こうした方向性は、すでに持っていたからこそ、

今回のプログラムの導入になったわけです。

 

■どんなことをするにも、

まずは「目的」が重要。

 

目的が明確でなければ、

どんなことも、

進行上で迷いや摩擦が生じて、

思うように前進しません。

 

なので、この病院でも訊いたのです。

 

「自律進化組織を目指したい、

この病院でよかったと言われる病院にしたい、

ということはわかりました。

 

その方向性をもっと明確に、

もっと端的に言うと、

どんな病院にしたい、ですか?」

と。

 

このように質問すると、

「それはその〜、え〜と、やっぱり……」

と、まとまらない返事が返ってくることが

多々あるのですが、

この病院では、

その答えがすぐに返ってきました。

 

しかも、明確。

 

「さすが!」

と驚かされました。

 

そして、その

「どんな病院にしたいか?」

の答えを聞けば、

職員の誰もが

自分がどのような考えで臨めば良いか、

ハッキリとわかります。

 

しかも、

そのポリシーが、

実現できているか、できていないかの結果を

明確に検証することもできる、明快なものです。

 

どんな組織でも、方向性が明確であれば、

底力を発揮することができます。

 

この病院ほど明確なポリシーがあれば、

あとは、

行動あるのみ、だと感じました。

 

■さて、

いまはプログラム開始の準備段階ですが、

この病院では、

早くも病院全体を牽引するプロジェクトチームが

編成されており、

そのプロジェクトチームのメンバーがいずれも、

すでに、

「このプログラムによって、現場を変えてゆきたい」

と思いを新たにしています。

 

「どんな病院にしたいか?」

その答えは明確ですので、

これからのプログラム期間中、

この病院では、

職員一丸となって、その実現に向かって進んでゆくことになります。

 

そんな熱い現場ですから、

まだプログラムはスタート地点に立ったばかりですが、

この病院は、

必ずや、その名の轟く病院になることでしょう。

 

■みなさんの現場では、

端的でわかりやすく、

行動に移しやすく、

進捗を検証しやすい

「こんな病院にしたい!」

というポリシーはあるでしょうか?

 

そのポリシーが

①明確でわかりやすく、

②進捗の検証が可能であれば、

組織は、大いに力を発揮して成長してくれるはずです。

 

「心のこもった対応を」

「高度な医療を提供」

「地域に貢献する」

などの理念が、現場に浸透しないのは、

①明確とは言えず、

②進捗を検証できない

……からです。