■コミュニケーション研修や接遇研修が、
最後に、
研修主催ご担当者の方からの
「今日学んだことを、現場で1つでも2つでも活かすよう、
ぜひ意識して、実践してみてください」
というコメントで締めくくられることが多々あります。
しかし、
その1ヶ月後、
「あれ以来、毎日、意識して実践し続けています」
ということが、どれだけあるでしょうか?
まして、1年後、
「ずっと実践し続けています」
という人が、どれだけいるでしょうか?
■たとえば、
自分自身を振り返って
「1年前の研修で、なにを教わったか」
と聞かれて、いくつ挙げられるでしょう。
1〜2時間かけて受けた講義のうち、
1つ、覚えていることがあれば良い方ではないでしょうか。
もし、1つでも実践し続けていることがある、
という人がいれば、
極めて殊勝なことではないでしょうか。
■つまり、
「意識しましょう」
「心がけましょう」
という研修には、
組織が変わる効果はない、ということです。
人は、
一時的な「行動変容」はできますが、
それを持続する「習慣変容」を自分一人ですることが
至難の業だからです。
つまり、
研修効果が持続しないのは、
職員の意識が低いからでも、
忙しくて気を配れないからでもなく、
「習慣変容」
の仕組みが講じられていないからにすぎません。
これまで、
何十万もの医療機関が、
何百万回もの研修を実施してきて、
そのことが実証されていることを、
誰もが知っていることでしょう。
それだけのエビデンスがあるにもかかわらず、
多くの医療現場で、
「意識しましょう」
「心がけましょう」
という研修が行われています。
■ご注意ください。
効果が持続しない研修を繰り返すことは、
費用と時間と労力の無駄であるばかりでなく、
職員の組織不信を招き、
大きくモチベーションを損なってしまうことになります。
■では、どうすれば確実に現場が変わるのか?
患者サービス研究所では、その具体的手法『HIT-Bit』について、
1Dayセミナーを行なっています。
詳しくはこちらからご覧になれます。
・なお、恐れ入りますが、人材事業、コンサルティング事業を
お持ちの企業や団体の方はご参加をご遠慮ください。