■最近の若い人たちは、
「ググらない」
ということをご存知でしょうか?
「Googleで検索しない」
という意味なのですが、
「では、どうやって調べるのか?」
わたしも気になりました。
答えはシンプル。
「生成AIに聞く」のです。
Googleで検索すれば、
情報がたくさん出てくるので、
それらを編集しなおしたり、
簡潔にまとめたりする必要があります。
その点、生成AIに
「5つ挙げよ。
ただし、簡単な説明をつけて箇条書きにせよ」
と命令すれば、
不足も重複もなく模範解答を出してくれます。
というわけで、
昨今、
20代はもとより40代でも
生成AIに書かせたレポートを挙げてくることが
意外ではなくなってしまいました。
■そんなレポートを提出された時、
みなさんは、
どのように思うでしょうか?
「AIに頼るな!ちゃんと自分の頭で考えて書け」
と思うでしょうか?
経営者・管理職がそんなことを言っていたら、
あっという間に
取り残されてしまうでしょう。
なにしろ、これから毎年入職してくるのは、
年々、AIに熟達した新人たちになるのですから。
■というわけで、
これからの時代は逆です。
もし生成AIを使っていないレポートが提出された時、
みなさんの正しい反応はこうです。
「生成AIくらいちゃんと使って持ってこい」
「AIに頼るな」
ではなく、
「AIを使って、AI以上のものを持ってこい」
です。
■以前は、
「判らないことがあったら、
なぜ上司や先輩に訊かないのだ?」
と指導されたものですが、
これからは違います。
「判らないことがあったら、
まず先輩や上司に手ぶらで聞きにくるな。
なぜ、
生成AIやSNSに先に訊いてから来ないのだ」
です。
■生成AIを使って横着しようとした部下には、
「楽をしようとするな」
と叱るのではなく、
「生成AIを活用するのはとても良い」
と褒めましょう。
そして、
「生成AI以上のものにして持ってこい」
と促しましょう。