■しばしば、
「これで離職問題を解決!」
「若手職員のモチベーションがアップ!」
などのコピーが目に留まり、
よく見てみると、
勤怠管理システムや
社内メール・掲示板システムなどの広告だったということがあります。
たしかに、
職員間のコミュニケーションを密にしたい」
「部署間の連携を密にしたい」
と、多くの組織が考えています。
しかし、システムを導入したところで、
風通しの良い組織になったり、
現場が活性化したり、
職員が幸せになることはありません。
■そもそも、
職場が活性化するためには、
職員が互いの想いを知り、尊重し、応援し合うカルチャーが不可欠です。
しかし、
どんなに高価なシステムが導入されても、
そこに職員が自分の本当の想いを入力することがなければ、
伝わることもないのです。
また、入力しても、
それが意味のある情報でなければ、
職員が互いを尊重し、応援し合うカルチャーが築かれることはありません。
■改めて言うまでもありませんが、
システムは、器でしかありません。
そこに、相手の心にアプローチするような料理が乗ってこそ、
初めて、その器は、相手に良いメッセージを伝えることができるのです。
■システムとなれば、
何十万円、何百万円と、たいへんな費用がかかります。
高価な器は買ったけれど・・・、
という無用の長物にならないためにも、
まずさきに、
「職員が互いにどんなコミュニケーションをする組織になって欲しいのか?」
を明確にしたうえで、
そのコミュニケーション・モデルを創ることが重要です。
それは、決して、
「入力→情報共有→協力関係になる」
という単純なものではありません。