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■今回は、
もう教育研修は必要ない組織を作るための
最もシンプルな方法を紹介します。
教育研修委員会が企画する合宿や研修会。
直後は職員の意識も高まりますが、
1ヵ月もすると効果は薄れ、
半年後には
「何の研修でしたっけ?」
ということもしばしば。
そして、また研修を企画する…。
この無限ループに、
いい加減うんざりしていませんか?
経営者も幹部職員も教育研修担当者も、
多くの方が同じ悩みを抱えています。
■日本のマネジメントの根本的な間違い
わが国では、
指示・命令・教育・研修・指導・管理・評価・表彰…といった
「IN-Put型マネジメント」が主流です。
しかし、
本当に重要なのは、
部下たちがどのように考え、
発言し、提案し、行動するかという
「OUT-Put」
の方でしょう。
実際、多くの職場では
「結果を出さなければ意味がない」
「仕事は結果がすべて」
という言葉が飛び交っています。
にもかかわらず、
職員育成においては
OUT-Putを緻密に追跡・検証することがほとんど行われていません。
効果があったかどうかは
「感覚」
でしか振り返っていないのが現実でしょう。
■OUT-Put重視がもたらす驚きの変化
極端に言えば、
IN-Putをまったくしなくても
充分にOUT-Putする組織になっていれば、
その方が
手間もかからずパフォーマンスも良い優れた組織であるはずです。
なお、
みなさんのような経営者・管理職が
OUT-Putに注目し追跡・検証すると
自動的に、
職員の方々は、必要なIN-Putをみずからするようになるので、
みなさんが、
教育研修を企画し、
望んでもいない職員を集めて受講させる
といったIN-Putを
無理矢理にする必要はなくなります。
なぜ、そうなるのか?
答えは「人間の心理構造」にあります。
■人は必要に迫られて初めて学ぶ
人間はそもそも、
OUT-Putする用事があることに関してのみ
情報や体験や人脈をIN-Putしようとします。
逆に、
OUT-Putする用事がない情報を
いくら浴びせられても、
それを受け付けるつもりにはなりません。
それはあなたも同じでしょう。
本人たちが望んでもいない研修を企画して受講させても
浸透しないのは、
まさにこのためなのです。
■管理職がすべきことはたった一つ
経営者や管理職は、
部下職員たちのOUT-Putだけを
きちんと見て、
見ていることを示せば、
部下たちは
その期待に応えるOUT-Putをするために、
みずから、
どんなIN-Putが必要なのかを考え、
情報や体験や人脈を求めて
調べに行ったり、
学びに行ったり、
人に会いに行ったりします。
特に、いまの時代は情報が溢れています。
YouTube、SNS、AIなど、
欲しいと思った情報はほぼ手に入ります。
誰もが、
自分にとって必要な情報は、まず自分で探すことができるのです。
なので、
それでも足りない、
あるいは
本当にそれでいいのかを確認したい時だけ、
上司や先輩に力を借りれば良いのです。
■具体的な実践方法
というわけで、
あなたは、これからは、
部下職員たちのOUT-Putを
緻密に観察し、検証し、評価するだけです。
具体的には、
・どんな発言、提案、実践が増えたのか
・その頻度は高くなったか
・発言や提案をあげている職員が偏っていないか
・全職員が継続して期待された発言や相談、提案、実践を生み出しているか
これらをチェックすれば良いのです。
もちろん、
こうした情報を
あなたが取りに行く必要はありません。
あなたにはあなたの仕事があり、
複数の部下たちの言動をチェックするなど
土台、無理なことです。
「どうすれば、それらの情報を上司が掌握できるのか?」
という心配もあるでしょう。
■上司の負担も激減
そのための最適な方法が、
各部署で1日5分だけ集まって一人一言ずつ発言する
『HIT-Bit®︎』
です。
HIT-Bit®︎をしていれば、
いつ、誰が、どんな発言・提案・行動をしたか
情報が自動的に上がってきます。
上司はそれに目を通すだけで良いのです。
■経営者・管理職が
いつまでも教育研修を企画しなければならない、
そして
教育しても効果が持続せず、職員のOUT-Putにつながらない
…そんな教育が不要になる組織づくりを
今すぐ始めることをお勧めします。