■「これ、なんでこんなやり方なの?不便じゃない?」
と聞くと、
「ええ。でも前からこうです。去年決められたので」
「なぜ、こう決められたのかな?」
「わかりません」
「そもそも誰が決めたの?」
「その時の師長です」
「その師長は?」
「もう辞めてしまって、うちの病院にはいません」
このように、
「誰のために不便を我慢しているのか、誰も知らない」
といったケースを
時々耳にします。
みなさんのような経営者・上層部・管理職の方々は、
部下に対して、
自分からの指示や命令を待つことなく、
「こんなことは、自分たちでどんどん改善して、
前進して行ってもらいたい」
と考えていることでしょう。
■このような自律進化組織になるためには、
職員同士が何でも言い合える関係性が必要不可欠となります。
お互いに対して心理的安全性がなければ、
素朴な意見も言えないからです。
意見ばかりか、
「これが気になるような気がする」
といった些細な気がかりや小さな違和感、つまり
「マイクロ・フック」
が言えないようでは、お互いに膠着するばかりです。
また、
「常識はずれかもしれないけど、思い切って言ってみる」
といった大胆な意見、つまり
「ボールド・オピニオン」
が言えないようでは、新しい改善はできません。
というわけで、
「マイクロ・フック」から「ボールド・オピニオン」まで、
小さな気がかりから大胆な意見まで、
つまり、
何でも言いたいことが言える関係性が必要となるのです。
■では、職員同士が、
「何でも言いたいことが言える関係性」
を創るためには、どうすればよいでしょうか?
教育や研修によって、
何でも話せる信頼関係を築くことができないのは、
ご存知の通りでしょう。
では、どうすればよいか?
具体的には、
「意見を言ってみた」
聞いてもらえた
「もう少し勇気を持って意見を話してみた」
また受け止めてもらえた
「思い切って本音を話してみた」
またまた親身に聞いてもらえた
……といった、
承認されるコミュニケーション体験があって、
初めて、
「この人には、どうやら何でも話せる」
という安心感を得ることができるようになるものです。
安心感は体感覚と一緒で、
理屈や説明ではなく、
体験によってのみ、築かれるものだからです。
ちょうど、
どんなに
「外は寒いから、暖かい格好で出かけなさい」
と口うるさく言うよりも、
寒いところに出させて寒い体験をさせることの方が
確実に、
「寒さに油断してはいけない」
と、学習させることができる、
ということと同じです。
ということは、
何でも話せる関係性を築くためには、
「言ってみた」
大丈夫だった、という
コミュニケーション体験をさせるよりほかない、ということを
明示しています。
しかも、一時的な研修では意味がありません。
日々、日常的・継続的に行われるコミュニケーション・モデルでなければ
体質になって浸透することはありません。
そこで設計されたのが、
「HIT-Bit」
という1日5分のコミュニケーション・モデルです。
HIT-Bitを実施すれば、
「このチームなら何でも話せる」
と、日々感じることができ、
心理的安全性が築かれるので、
マイクロ・フック(小さな違和感)でもボールド・
オピニオン(大胆な意見)でも、
気軽に話せるようになるので、
これまでの固定概念にとらわれない
予期しなかった問題提起や改善提案が
次々と飛び出し、
自律進化が当たり前の組織体質になります。
過去、HIT-Bitを実施された成果の一端を
ホームページ上にアップしていますので、
ぜひご覧ください。
https://pcs-c.com/02pub/hit-bit-cases/
■■現在の1Dayセミナーの日程は、以下の通りです。
◆ 8月19日(日)13:30〜16:30【東京】
◆ 9月29日(土)13:30〜16:30【東京】
◆ 【大阪】その他は調整中です。
お申込みはこちらから
https://www.meducation.jp/seminar/?fw=患者サービス研究所
なお、以下の方は無料でご参加いただけます。
これまでに
・東京・大阪その他のHIT-Bitセミナーに参加したことがある
・2016年11月以降のSSKセミナーでHIT-Bitについて聞いた
・吉岡経営セミナーでHIT-Bitについて聞いた
・2017年8/6のメディカルコンソーシアムでHIT-Bitについて聞いた
……に該当(リピート)する方。
また、リピートの方が
上席者の方を伴って参加される場合は、
ご同席者の方も無料でご参加いただけます。
というのも、
本当に現場を自律進化組織へと変え、
結果を出していただきたいからです。