■研修のお問合せを聞くと、ご担当者が
「予算は、○○円と決まっているのです。
東京からお越しいただくことになりすみませんが、
交通費も含めての予算です」
と言うことがあります。
このようなケースに遭うたび、
申し訳なさそうにおっしゃるその口調が
気の毒に感じられます。
というほど、時々あるのです、
こういうパターンが。
■なぜこうなるのか?
といえば、
研修を行う必要性が認められないから、
予算が下りないということでしょう。
そして、予算が下りないから、
意味のある研修が行えない、という
悪循環なのです。
しかし、
いつまでも、安かろう悪かろうの研修を
繰り返していては、
組織のマインドの質が下がってゆく一方です。
そうならないためには、
早く、
安かろう悪かろうの研修を脱し、
質が高く、相応の予算を割かれる研修へと、
切り替えなければなりません。
■そのためには、
研修担当者の方々は、
ぜひ、
「その研修がいかに必要なのか?」
組織上層部の理解をとりつけていただきたく思います。
というのも、
その取り組みなしに、
ただただ安かろう悪かろうを続けていては、
職員のモチベーションが下がり、
研修不信が広がる結果、
本当に伝えなければならないことが伝わらない組織へと
現場が劣化するばかりで、
何のために研修を担当しているのかわからないからです。