職員同士が互いに「良い関係性」を創る本質的な方程式

職員同士が互いに「良い関係性」を創る本質的な方程式

■単純接触効果という言葉があります。

が、良い組織をつくる上では、単純接触機会を増やすだけでなく、
さらに必要なことがあると考えられます。

それは、以下のうちのどれでしょうか?

  1. 接触機会を設けるタイミングを選ぶ
  2. 接触機会を設ける場所を選ぶ
  3. 毎回の接触機会の長さ
  4. 評価
  5. 承認 

■単純接触効果とは、
「人は、単純に接触した回数が多いほど、相手を好きになる」
という作用だそうですが、
・・・あなたは信じますか?

もし単純接触効果があるなら、
結婚した者同士が、同居したら、
接触機会が大幅に増えるので、
誰も離婚にはならないはずです。

あなたにも、
「毎日学校で会うあの教師が嫌いだった」
ということがあったのではないでしょうか?

同様に、いまも、
「毎日職場で会うあの上司が…」
「あの部下とは毎日会っていても…」
ということが、ないでしょうか?

さらに言えば、
会うたびに嫌いになり、
「もう金輪際、あの人の顔を見るのは嫌」
ということすらあるでしょう。

逆に、
「逢えない時間が、愛そだてるのさ」
という、郷ひろみのことわざもあるくらいです。
(ことわざじゃない)

■つまり、
接触する回数や総時間が多いことが良いのではなく
重要なのは、接触した時の
接し方が問題だということです。

では、どんな接し方であれば、
互いの関係が良くなってゆくのでしょうか?

それは、自分自身が
「どんな人となら、会っていたいか?」
を考えれば簡単でしょう。

すなわち・・・、
自分が何を言っても、
否定せずに聞いてくれる。

自分が頑張りたい時に、
背中を押して応援してくれる。

自分が頑張れない時にも、
責めることなく、
そんな自分を理解してくれる。

その人の価値観を押し付けず、
自分の価値観を尊重してくれる。

つまり、
どんな時も、無条件に自分を
「承認してくれる」
そういう人ではないでしょうか?

そもそも人は、常に、
言いたいように言い、やりたいようにやれることを願っています。

この願望を、
生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、
一秒たりとも途切れることなく、
持っているのが人間だと言っても良いでしょう。

つまり、
「価値観を解放したい」
という根源的な欲求を持っているのです。

なので、
あたなに誰かが価値観を押し付け、
あなたの価値観を抑制すれば、
激しい不満を抱くことになることでしょう。

反対に、
つねに承認してくれて、
あなたの価値観を解放させてくれる人がいれば、
その人はあなたにとって
離れがたい存在になるでしょう。

みなさんも、
自分が困った時にしか連絡しないにも関わらず、
いつ相談しても、
「どうした?
きみのためにぼくでできることなら、
喜んで力になるよ。
いつでも連絡を待ってるからな」
と受け止めてくれる人がいれば、
どんなに心強いでしょうか?

そして、自分自身の未来に、
大きな可能性が開けることを感じて、
勇気がみなぎるのではないでしょうか。

「承認とは、
人間の心理面における生命線となる根源的欲求だ」
ということを感じられたのではないでしょうか?

なお、
「人を褒めれば良いのか」
と誤解する人がいるので、解説しておきます。

同じ「人を褒める」行為でも、
相手を無条件に理解し応援することが「承認」であり、
自分のものさしに照らして良い・悪いを判断することが「評価」である
と分けて考えることをお勧めします。

なぜなら、
「承認すること」とは、
「無条件に理解し応援する」ので、
「相手の価値観を解放する」ことを意味しており、
最も良い関係性が築かれますが、

一方、
「評価すること」とは、
「評価する人のものさしに照らして良い・悪いを判断する」ので、
「評価者の価値観を解放し、
評価される側の価値観を抑制する」ため、
関係性が悪くなるからです。

一見、同じ「褒める」ように見えますが、
評価と承認では、
180度、異なる結果に至ります。

なお、
念のため付記すれば、
「無視すること」も、
「相手が価値観を解放することを許していない」ので、
無視された側が
「まったく自分を受け入れてもらえていない」
と感じる点で、一方的な評価と変わりません。

■というわけで、
「単純接触効果」という場合、

さらに正確に言えば、実は、
「承認接触効果を高めてゆくことが大事」
と考えることをお勧めします。

そして、もし、みなさんの職場が、
周囲の同僚が、いつも
「応援するよ!」
「力になれることあるかな?」
「いつでも言ってね!」
「君を誇りに思うよ」
「そう時もあるさ人間だもの!」
と、常に承認してくれる環境だったら、
どんなに楽しく、活気に満ちたチームになっているでしょうか。

一人ではできないことでも、
同僚が味方になってくれるとなれば、
一人では想像できなかったくらいに、可能性が広がるでしょう。

「こんど、こんなことを提案してみたい」
「次は、どんなことができる私になるのか」
と想いがめぐり、
月曜日に出勤することが楽しみで仕方なくなるでしょう。

■では、職場において、
職員同士が互いに、つねに承認しあい、
承認接触効果を最大化するためにはどうすればよいでしょうか?

そのためには、以下の3つが要件になることは、
みなさんにとっても火を見るよりも明らかでしょう。

  1. 職員が「発言」することがメインとなるコミュニケーション・モデル
  2. 「毎日」、定常的に行なうシンプルなコミュニケーション・モデル
  3. 永続するために、効果を「定量評価」できる手法

その条件を満たし、
最短最速で、「価値観を解放しあえる職場」を実現する方法、
それが、1日5分の
「HIT-Bit」
です。

もし、職員同士が、日々、お互いの価値観を解放しあい、
承認接触効果を最大にして、
職員がお互いを理解し、尊重し、応援しあうことで、
組織の生産性を最大化したいならば、
HIT-Bitを実践されることをお勧めします。

HIT-Bitについては、1Dayセミナーを開いています。