■みなさんの現場が、
自律進化型の組織体質か?
あるいは、いまだに
指示命令型の組織体質か?
端的にわかる指標があります。
それは、職員間で、
「前に勤務していた職場では、こうしていたよ!」
という言葉が、
気軽に交わされているか?
です。
■指示命令体質の現場では、
指示命令されたことが至上命題なので、
変化を嫌います。
そのため、
おかしなことに、
みなさんが
「巡り巡って自分たちが楽になるんだよ」
と提案したことさえも、部下たちから、
「忙しいんで無理です!」
と拒まれた、といったことを、
みなさんも、幾度となく体験されていることでしょう。
指示命令体質の組織では、
指示命令されたことをこなそうとするあまり、
あらゆる変化が、
効率を下げてしまうことに感じられるために
ストレスとなってしまうからです。
新入職員が工夫しようとしても、
上司・先輩が
「前に勤務していたところはどうであれ、
ここのやり方でやってちょうだい」
という態度になってしまうことが当り前になってしまうのです。
■一方、
自律進化体質の現場では、
みずから気づき工夫し実践することが至上命題なので、
「何か、より良くできることはないか?」
と、一つでも多くの改善を常に探していますから、
変化のヒントは、大歓迎となります。
そのため、
「前の勤務先ではどんな良いやり方があったか」
は、貴重な手がかりであり、
「ぜひ、情報交換したい」
という風土になります。
■考えてみれば、
たとえば、
看護部門は人数が多いばかりでなく、
そのうちの多くが
他の職場を経験して集まっているのですから、
その一人ひとりが、前職場を参考に、
「こうすると良いのでは?」
という意見を出し合ったら、
たちまち何百というグッドアイディアを共有できるはずです。
その改善を実践すれば、
それだけで、
とてつもなく多くの進化が生まれる病院になるのです。
しかし、
もったいないことですが、
なぜか、
そうした情報共有を積極的に行なおうと、
組織的に取り組んでいる病院は
なかなか聞きません。
(師長が個人的にしている、ということはあるかも知れませんが…)
■もちろん、これは看護部門に限りません。
全職員が、
1ヶ月にたった1つずつ意見を挙げるだけでも、
とんでもなく進歩的な組織になるのではないでしょうか。
みなさんの現場では、
「前の職場では〜〜」
という意見を、積極的に歓迎しているでしょうか?
それとも、拒絶しているでしょうか?
言い換えれば、
自律進化組織でしょうか?
それとも、指示命令体質でしょうか?
■これから一層、変化の激しい環境の中、
医療機関においても、
ぜひ、
全職員が毎月のように新たな意見を出し合う
自律進化の組織体質を創られることをお勧めします。
患者サービス研究所が提唱している
「HIT-Bit」
は、それを
上司がいなくてもできるよう習慣化し、
上層部や上司やスタッフが入れ替わっても
永続する組織体質にするための方法です。
そして、日々生まれる、
そうした大小様々な進化が、
日々、上司・上層部に挙がってくる仕組みです。
すると、
上司や上層部から現場へのレスポンスが
適宜できるので、
現場はますます活性化し、
現場から生まれる改善の事例が
いっそう増える体質を、
「意図的に」創ることができるのです。
そのため、
HIT-Bitを継続していると、
上層部や上司が予期しなかった問題提起や改善提案が
現場から挙がってくることが当たり前の
組織体質になります。
6ヶ月プログラムの最終日に行われる
各部署からの成果発表では、
「そんなことが始まったのか!」
「そんな改善が生まれたのか!」
とお互いに驚くような
これまでにない変化・成長の事例が活発に報告され、
刺激的で誇らしい、
プログラムの効果を検証する場となります。
「HIT-Bit」
については、1Dayセミナーを行なっています。
本当に効果が永続する組織づくりを実現したい方は、
ぜひご参加ください。
◆ 8月26日(月)13:30〜16:30【東京】
◆ 8月30日(金)13:10〜15:50【札幌】
◆ 9月18日(水)13:30〜16:30【福岡】
◆ 9月19日(木)13:30〜16:30【大阪】
◆ 9月28日(土)13:30〜16:30【東京】
◆参加費:1人当り4,000円
■自律進化組織が6ヶ月で生まれる方程式「HIT-Bitプログラム」
については、
ブックレットで概略をお読みいただくことも可能です。
A5判、76ページ
1部800円となります。
または、少人数で開催している
1Dayセミナーで詳しくお伝えしています。