■多くの医療機関で、
組織の理念が浸透していないと言われています。
もちろんそれは、
「職員が理念の文言を暗唱していない」
などという表面的な話ではありません。
「職員が、具体的にどんな言動が理念に適っているか、
理解できていない」
という意味です。
◼️では、どうするか?
多くの場合、次の課題は、
「押し付けずに理念を浸透させたい」
という悩みでしょう。
というのも、経営者・上層部が、
「こんな言動が理念に適っている。
ぜひ実践してほしい」
と言えば、
「こうしなさい」
と言われているように受け取られてしまい、
そればかりが実践されて、
応用が利かなくなってしまうからです。
これでは、理念でもなんでもなく、
マニュアル主義と変わりません。
なので、経営者・上層部は、できる限り
「こうしなさい」
と受け取られるような投げかけはしたくないものです。
◼️では、どうすれば、
経営者・上層部から、
「こんな言動が理念に適っている。
ぜひ実践してほしい」
と投げかけすることなく、
理念を浸透させることができるでしょうか?
それは、
①まず、指示・命令をしなくても
現場がみずから気づき考え行動する組織を創り、
②さまざまな新たな発言や行動が、
余さず経営者・上層部に上がるようにし、
③その全てについて経営者・上層部が、
必ず感謝・敬意・賞賛・承認といった、
価値を感じているという意思表示をし、
④その中で理念に適った言動については、
経営者・上層部が、格別大きな賛同の意思表示をして見せる
・・・という方法です。
こうすると、強制でも指示命令でもなく、
「そういう言動がとくに嬉しい」
「そういう言動をとくに美徳としている」
という価値観を表現することが可能となるからです。
それ以外のことをするな、とも
価値がない、とも
誤解されることはありません。
「いろいろな言動を嬉しく思うけれど、
あの言動はとりわけ嬉しい」
という表現なので、
「望ましい」
という意思表示となるからです。
◼️では、その前提として、
①まず、指示・命令をしなくても
現場がみずから気づき考え行動する組織を創り、
②さまざまな新たな発言や行動が、
余さず経営者・上層部に上がるようにする
には、どうすれば良いのか?と
お考えでしょうか?
こうした組織体質を6ヶ月で築くプログラムを、
患者サービス研究所ではお勧めしています。
よろしければお越し下さい。