■社内SNSシステムの広告。
「これで、職員のコミュニケーションが円滑に!」
「たちまち連携がスムーズに!」
「職員の離職が激減します!」
これは、社内SNSに限ったことではなく、
総合イントラネットも、
e-ラーニングシステムも、
「これらのコミュニケーションで、職場の悩みがすべて消える!」
と言わんばかりのコピーで宣伝されています。
■しかし、コミュニケーションで重要なのは、
メッセージを伝えるパイプではなく、
どんなメッセージを交わすか?ということ。
システムが優れたものであっても、
そのシステムを通じて交わされるメッセージが、
相手に不快感や疑念をもたらすものだったら、
メッセージが交わされるほど、職員間の関係性は悪化するだけです。
そもそも、日々のデータを
職員がありのままに入力しなければ、
コミュニケーションも生まれないのです。
■つまり、システムそのものよりも
そのシステムを使う職員のマインドを整えることの方が
コミュニケーションを良くして良い組織を創るためには、
はるかに重要だということです。