■目的とは、
「的」
という字がある通り、
矢がそこに刺さって止まるように、
ゴールを意味している言葉です。
目標とは、
「標」
という目印を意味する字がある通り、
プロセス途上にあるいくつかの指標の一つを意味しています。
言うまでもありませんが、
「目標が、正しく設定されているかどうか」
は、
目的が何か?が明確になっていて初めて決まります。
たとえば、東京を出発して大阪にたどり着きたいのに、
仙台に目標があっては、ゴールに向かって進むことにはなりません。
目標が正しいのかどうか?
その目標を目指すことによって目的に近づいているのかどうか?
つまり、
「日々の動きのすべてが正しいのかどうか」
は、
すべからく目的に照らして初めて決まる、ということです。
つまり、
目標が正しいのかどうか、
その目標を目指すことによって目的に近づいているのかどうか?
を、
常に目的に照らして確認しているかどうか?
が、最短最速で正しい成果をあげるためには、不可欠な条件であると言えるでしょう。
■ところが、わたしたちは誰でも、
ともすると、目先のことにとらわれがちで、
つい手段のことばかりに目がゆき、
目的を見失ってしまいます。
そのため、
職員同士がお互いに、つねに、
「それで良かったんだっけ?」
「本当にその方向を目指していたんだっけ?」
と問いかけあうことが必要となります。
みなさんの現場では、
「それで良かったんだっけ?」
「本当にその方向を目指していたんだっけ?」
と問いかけあっていますでしょうか?
問いかけることもあれば、そうでないこともある。
問いかける人もいれば、そうでない人もいる。
…といった状況は、習慣ではないので、やがて風化することでしょう。
では、目的を見失わないように、
つねに問いかけ会うことが当たり前の組織風土にするためには、
どうすればよいでしょうか?
それは、定型的なコミュニケーション・モデルを
設けるということです。
やってくれる人に依存していては、システムにはなりません。
人が変わろうと、状況が変わろうと、永続するには、
システマチックに行なうことが前提であり、
コミュニケーション・モデルが必要となるということでしょう。
つねに
「それで良かったんだっけ?」
「本当にその方向を目指していたんだっけ?」
と問いかけあうことで、
日々、視野を広げ、
互いの可能性を引き出し合うコミュニケーション・モデル、
それが
「HIT-Bit」
です。
1日5分のHIT-Bitによって、
思いがけない問題提起や改善提案が、
日々上がってくることが当たり前の組織になります。
そんな現場では、
「そうそう!そういうことをしたかったんだよね」
「それ!それこそが、病院の求めていたことだったよね」
という対話がなされ、
大小様々な改善を生みだしながら、
つねに目的に向かって前進しています。
ぜひ、職員同士がつねに
「それで良かったんだっけ?」
「本当にその方向を目指していたんだっけ?」
と問いかけあう組織を創られることをお勧めします。